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<夏休み大作戦>今年の虫採りは「エビたも」で好敵手(アイツ)に差をつける!
2016.07.27 Wed
藤原祥弘 アウトドアライター、編集者
かつての夏の子供たちの必修科目といえば虫採り。男子にとって、「採れる男か否か」は仲間内での評価にそのままつながったものでした。
最近は以前ほど人気のある遊びではありませんが、もしも皆さんのお近くに「誰よりも採りたいんや! とれるだけ採りたいんや! 虫かごを虫圧でギッチギッチいわせたいんや!」という将来有望な小学生男児がいたなら、ぜひおすすめしてほしいアイテムがあります。
その秘密兵器の名前は……「エビたも」!
先日は、エビ採りの道具として紹介されていましたが、この道具、実はオールラウンダー。獲物にプレッシャーを与えない極細のナイロンの網は、エビだけなく、あらゆる小魚にも効果的。そして、セミやチョウ、トンボといった虫にも警戒心をいだかせません。
使い方は簡単。そっと近づけて、そっとかぶせるだけ。電光石火のすばやい振り抜きなどは不要です。運動神経の発達していない子供でも、簡単に虫をわがものにすることができるでしょう。
こちらがエビたも。釣具店で購入可能です。黒くてコシのある網と、極細のナイロン製の網の2種類が存在しますが、おすすめは獲物に気取らせない極細ナイロンのほう。これを安い渓流竿の穂先を抜いたものにビニールテープで接続すれば、高いところにいる虫も採れる万能猟具に早変わり
基本の使い方は遠い間合いからそっと網を近づけ、そっとかぶせること。それだけで面白いように虫が採れます
「どや! ミンミンだ!」
地面で吸汁するキチョウもふわっと捕獲
①セミ発見! ②そーっと近づけかぶせれば…… ③「ヴィヴィヴィヴィヴィヴィヴィヴィー!」
「どや! アブラゼミだ!」
この道具を使うにあたって、ひとつだけ注意して欲しいのが、電線の近くでは使わないこと。渓流竿は通電しやすいカーボンが使われているので、電線に触れたときに感電しないとは言い切れません。お子さんに使わせる時は、必ず電線のない場所を選ぶようにしましょう。
これだけ守れば、もはや大漁は約束されたようなもの。さあ、未来の名ハンターたちよ、エビたもを手に夏を謳歌せよ!
街中で遊ぶときは、電線に触れて感電しないように気をつけてねー!