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【イベントレポート】秋晴れの富士山麓でアウトドアとカスタムカーのカルチャーが交わった日「Let’s Chill Out!」
2020.11.18 Wed
世界的に大きな災禍に飲み込まれた今年も、残すところひと月半ですね。最近では冬に向かって第3波が危ぶまれていますが、人数制限やマスク着用、手指消毒、検温、注意喚起などさまざまな対策を行った上で開催されるイベントも少しずつ増えてきました。開催を決断された各イベント主催者の並々ならないご苦労は察して余りあります。
さて、そんな中、先週末の11月14日・15日、ハートランド・朝霧で開催されたイベントにお邪魔しました。
この日のイベントはふたつのイベントの共同開催で、ひとつはアウトドア×カスタムカーを主軸としたミックスカルチャー型キャンプイベント「第1回 Let's Chill Out!(レッツ・チルアウト)」と、もうひとつはヴィンテージフォルクスワーゲンファンが集う歴史あるイベント「Flash Bugs Meeting vol.37(フラッシュバグズミーティング)」。両イベントは今年の前半に開催を予定していましたが、それぞれ延期となり、この11月に共同開催という形で実現したそうです。
今回、Akimamaとしては、Let's Chill Out!を中心にレポートします。
Let's Chill Out!の主催者代表は、キャンプ用のウッドファニチャー制作をはじめアウトドアコーディネートやイベントプロデュースなどで活躍され、メディア等にも引っ張りだこのCielBleu(シエル・ブルー)の茨木一綺さん(通称:ワカさん)とミカさん夫妻。CielBleuは設立から10周年を迎えたそうです。
ワカさんはもともとアメ車のメカニックを生業としていたこともあり、愛車のシェビーも自分でカスタム。最近はご夫婦でバンライフビルダーとして主に活動されています。
雑誌やテレビなどでもお馴染み、CielBleuのワカさん、ミカさん夫妻。いつも仲良し、いつもニコニコ
そんなCielBleuのおふたりなので、アウトドア業界はもとより、ヴィンテージカーやカスタムカー業界の方々との交流も広く、キャンプ・アウトドアとカーライフの双方のカルチャーをミックスしたようなイベントを開催したいという想いから、Let's Chill Out!というイベントが企画されたそうです。
会場入りしてみると、雲ひとつかかっていない富士山がドーン! 来る途中に山梨側から見た富士山は冠雪していましたが、こちらの面は山頂に少し白いものが見えるくらいで、山肌がくっきりと見えています。
イベントには最高の天気。風はやや冷たかったですが、日差しはポカポカで、まさに小春日和
協賛や出店しているブランド/ショップは、ネイタルデザイン、ナンガ、ノルディスク、スミス、ダナー、パーゴワークスなどのアウトドアイベントでお馴染みのブランドや、鉄工・木工などのクラフト系ガレージブランド、4X4やキャンピングカーカスタムのお店や雑貨店、ライフスタイル系クリエイターの出展や体験型ワークショップなどさまざま。Flash Bugs Meetingと合わせるとなんと約100店以上もの出店になるそうです。全ては紹介しきれませんが、一部写真とキャプションでご紹介します。
朝から行列ができていたネイタルデザインのブース。いつも大人気ですね
ノルディスクは各種アウトレット品を販売
パーゴワークスには、近日発売予定のニンジャシェルターを展示。発売前からかなりの反響があるそうです
スペシャルゲスト真島辰也さんのブースでは、My箸やコインケース作りのワークショップ
こちらもスペシャルゲスト長野修平さんのワークショップ。モーラーナイフを使った木のスプーン作り
溶接DIYのワークショップを展開するのは鎌倉と中目黒にショップを構えるFe★NEEDS
鉄製の焚き火台や各種キャンプギアが人気の山賊山(sanzoku mountain)。ゴツいハンマーの名前は「json」
キッチンカー・キャンピングカー製作のPROUD CHIPPY Campers & Trucks。シェビーベースのウッディなキャンパー。かっこよすぎ!
キャンプ民泊「NONIWA」を運営する野あそび夫婦。オリジナルのホットワインミックスを販売してました
おしゃれなキャンプギアのセレクトショップCamp Doors。ブラックアイアンテーブルが人気のAuvilのアイテムなどを展示販売
小田原のキャンプギア専門店sotosotodaysは、物販だけでなく、アウグスビールの販売も。ブース前ではスペシャルゲスト森勝さんがロープワークなどの無料ワークショップも実施
アメリカンなヴィンテージ雑貨や、ワーゲンのパーツなどを販売するお店も多数出店していました
「オソトデオチャ」なアイテムを提案する茶舗大島園。お茶でチルアウトもいいですね
ろうけつ染めのワークショップSUNNY BATIK。自分で色付けした世界にひとつだけのTシャツが作れるんです
神出鬼没のレモンサワー専門店Bar Liquors(バーリカーズ)。しっかりビニールシートも設置されてて安心。キンミヤ濃いめで!
メディアのブースもありました。ガルヴィのブースではバックナンバーの販売と、日本盛の生原酒ボトル缶をプロモーション
アウトドアクリエイターズユニットのCAMMOCが装飾した素敵なステージでは、アウトドアやクルマに関するトークショー、ミュージシャンのライブ、パントマイムやアクロバットなどのパフォーマーが出演。子どもたちにも大人気でした。
ゲストによるトークショーも開催。こちらはアウトドアゲストのトークショー。出演者は左からCielBleuのワカさん、低山小道具研究家の森勝さん、イラストレーターでキャンプコーディネーターのこいしゆうかさん、そして焚き火マイスターの猪野正哉さん
シンガーソングライターdaisuke katayamaさんのライブの模様。琴線に響く素敵な歌声
サイレントパフォーマーのGABEZ。カラダを使った喋らないパフォーマンスですが、このあとMCとして喋りまくっていました
陽が落ちて、イベントコンテンツが終了しても、飲食系のブースはまだまだ盛り上がっております。
エフエム横浜、土曜の朝のアウトドア番組「THE BURN」のチームは、朝の放送が終わってから会場に向かい、夕方到着。パーソナリティの井手大介さんは、アウトドアバーをオープンして、各種カクテルやアレンジ熱燗を販売していました。
他にも地元朝霧のローカルフードや、埼玉から出店の鶏白湯ラーメンのお店、などグルメめぐりだけでも楽しいぐらい。夜からひっそりスタートしていた「山寿司」なる怪しい寿司屋は、この日の朝に豊洲で仕入れてきた新鮮なネタでアウトドアとは思えないほどのハイクオリティな寿司を提供していました。
焚き火マイスター猪野正哉さんプロデュースによる焚き火。焚き火台のフチにかたどられたシルエットが影絵劇のワンシーンのよう
ラジオパーソナリティ井手大介さんのバーでいただいた「炙りあたりめ熱燗」は、お酒とイカの旨味が渾然一体となって驚きのうまさ。冷え込む夜にぴったり
夜空には満天の星がびっしりと煌き、富士山のシルエットを浮かび上がらせていました。ひさびさにアウトドアイベントで再会した仲間たちと、焚き火を眺め、酒を交わして、語らいながら朝霧の夜は更けていきました。
翌日も朝から、モーニングヨガ、CAHN-MIKAさんのライブ、ダブルダッチやサイレントパフォーマンスなどコンテンツも盛りだくさん。
そして、日曜日からFlash Bugs Meetingに参加のフォルクスワーゲン群が続々と到着。
ビートルやバス、ヴァナゴン、カルマンギアなど、古き良きフォルクスワーゲンの名車たちがずらり。それぞれ個性的なスタイリングにカスタムされていて眺めているだけで楽しくなります
まだまだ予断を許さない状況ではありますが、秋晴れのアウトドアでリフレッシュできて、心なしか免疫力が高まったような感じがします。そしてこんなふうにイベントに参加できる幸せを改めて実感しました。
一日も早く、たくさんのアウトドアイベントが開催され、心置きなく参加できるようになることを願うばかりです。