- キャンプ
ライブもあり映画もあり様々なアクティビティもあるキャンプイベントCAMPusが12月に浜名湖で開催。家族で冬キャンプを。
2020.12.07 Mon
菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ
多くの野外イベントが活動を見送っていた8月。長野県富士見高原でキャンプイベントCAMPus(キャンパス)が初開催された。主催したのは6月に同じ場所でフェスを開催する予定だったTHE CAMP BOOK。フェスよりもライブなどのコンテンツも、飲食や物販などの出店も少なくしての開催だった。3回目は冬キャンプとして浜名湖の渚園キャンプ場で開催されることになった。野外での開催だからこそ徹底できる密の回避。イベントを続ける思いをオーガナイザーの樋口大貴さんに聞いた。
––– 長野県富士見リゾートで8月と10月の2度開催されたCAMPus。振り返ってみて、どんなことが記憶に残っていますか。
来場者の皆さん自身が率先してコロナ対策やソーシャルディスタンスを意識して参加していただいたのが非常に印象的でした。今までのフェスとは違いCAMPusはライブなどのスケジュールに余裕があるので、ゆったり家族や仲間と久しぶりの野外の時間を楽しんでいるのが見られて、主催として開催して良かったと思えましたし幸せでしたね。
––– キャンプフェスが秋から開催されるようになっています。CAMPusは、ある部分ではその一歩目を記したとも思っています。どんな思いを持って1回目を迎えましたか?
とにかくコロナ禍において様々な選択肢がある中で、これまで支えていただいた方やお客様に対してTHE CAMP BOOKを主催してきた我々ができることは何だろうと必死で考えた時に、今だからこそ「現場で生まれる感情」や「野外やライブで味わえる高揚感」を届けたいと純粋に思いました。その中で各ガイドラインなどを確認しながら、しっかりした対策を行い、動員を少数限定にしてチャレンジしたのが1回目の開催でした。
––– 3回目は場所を変えて、浜名湖近くの渚園で開催されます。この時期のこの会場に決めた理由は?
今まで開催してきた富士見高原リゾートは標高が高く、冬はとにかく寒いのとスキー場になってしまうのが一番大きいですかね(笑)。 冬にキャンプインイベントを開催しようと決めたときに温暖な浜名湖に浮かぶ広大なキャンプ場である渚園がベストだと思いました。
––– 渚園の特徴を教えてください。
まずはとにかく広くてフラットです。今回は東京ドーム一個分の約40,000㎡の広大な芝生の広場が全面10m×10mのオートキャンプサイトとして開放できるので、密を避けながらゆったり設営できます。また、電源サイトも数量限定ですがありますので冬キャンプでも安心だと思います。ICから20分、駅から徒歩10分というアクセスの良さも魅力で周辺観光も気軽に行ける会場です。
––– 1回目と2回目のCAMPusでは、どんな楽しみ方をしている方が多かったですか。
とにかくキャンプを楽しんでいる方が多かったのが印象的でした。ライブや映画の時間はステージ前にキャンプチェアやテーブルを持ってきてお酒を飲みながら思い思いに鑑賞されている人も多かったです。広い会場に少数限定なのでステージ前も非常に贅沢な空間になってました。
––– マーケットやフードなどのショップはどのくらい出店する予定ですか。
今回は冬ということもあって出店にも力を入れてます。フードは絶品のキューバサンドやハンバーガー、カレーなどとキャンプには嬉しいクラフトビールやコーヒーを合わせて5店舗です。アウトドアギアの販売や冬キャンプの提案展示などをしてくれるショップが約5店舗、アウトドアで使えるスプーンやハンモック、ぬいぐるみが作れたり、火おこし体験などができるWORKSHOPが約5店舗、そのほかにボルダリングやスラックライン、卓球、クロスミントン、プラネタリウムなど、体を動かして楽しめるアクティビティや今話題のアウトドアテントサウナもあるので全店舗を遊び尽くしながら冬の野外を堪能してほしいですね。
––– 今回はどのくらいの入場者数を予定しているのですか。
150組を目標にしています。広大な会場で限定150組の方々が豪華出演アーティストのライブや野外映画上映、豊富な出店コンテンツを堪能できるイベントです。
––– 今後も、いろんな場所でCAMPusの開催を考えているのですか。
いい会場があればいろんな場所で開催したいと思っています。フォーマット化してキャラバンのように旅をしながら各地の音楽やキャンプラバーにCAMPusを届けられたら最高ですね。うちの土地を使ってくれって人がいたらご一報ください(笑)。
CAMPus Vol.3
開催日:12月12日(土)〜13日(日)
会場:渚園キャンプ場(静岡県浜松市)
出演:田島貴男(ORIGINAL LOVE)、bird、前野健太