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1泊2日の防災野営シミュレーションが鎌倉で開催! 自分で用意したエマージェンシーグッズを持って屋外避難せよ!
2024.11.25 Mon
20XX年11月30日、午前8時、相模湾沖を震源とする南海トラフ地震が発生した。鎌倉は津波や土砂崩れなどにより道路や電気、ガス、水道などのライフラインが途絶。自宅も半壊し、指定の避難所も人であふれている。そこで、なんとか徒歩で広域避難所までいって屋外避難を決意。ライフラインが普及するまでの数日間、自分たちの命を自分で守ることができるのか。
これは、11月30日、12月1日にかけて神奈川県、鎌倉市で開催される「野外泊シミュレーション もしかま in 鎌倉中央公園」の想定シナリオだ。実際に自分で用意した非常用持ち出し袋を背負って、指定した場所に集合。避難先での不測の事態を想定した1泊2日の実践形式の防災シナリオトレーニング。日ごろからどんな事態に備えて、どんな準備をしているのか、実際に野外で1泊を過ごしてみて初めて気づく、防災野営ワークショップだ。
鎌倉は相模湾に面し、三方を谷戸地形に囲まれて地震や集中豪雨などの自然災害ともなれば、津波や土砂崩れなどの「もしも」に備えなければなりません。「もしかま」とは、鎌倉のコミュニティFMである鎌倉エフエム放送が中心となって「もしもにつよいかまくらをつくろう」を合言葉に、鎌倉に店舗やオフィスを構えるアウトドアブランドやユーザーと一緒に自助力向上と地域防災力強化を目的として結成されたアウトドアと防災のプロジェクトだ。
今回の野外泊シミュレーションが開催される会場でもある「鎌倉中央公園」は鎌倉市の中心地に位置し、昔ながらの鎌倉の原風景でもある谷戸地形を今にとどめ、当時の生活文化や豊かな生態系を感じることができる広大な自然公園だ。また、災害時の広域避難場所に指定されており、耐震性貯水槽や備蓄倉庫などの防災機能も備えている。
元旦に発災した能登半島地震のように、震災はいつどこで起こるかはわからない。そこで、今回はあえて気温の低い冬に野外泊をすることで得られるリアルな体験を通して、「まさかは、いつか」をテーマに非常用持ち出し袋の準備や野外泊の実践、災害用トイレ体験など、実際の避難生活を想定した多彩なプログラムとなっている。講師陣にはアキママライターとしても活躍、著作に「無人地帯の遊び方」もある藤原祥弘さんをはじめ、現役予備自衛官ナースとして海から山までフィールドを問わず活動を続ける芳地直美さん、アドベンチャーレースなどサバイバルをテーマに過酷な取材を続けるアウトドアカメラマンの亀田正人さん、これまで国内外問わず被災地支援活動を続けてきたアウトドアズマンの大木ハカセさんなど、個性的なアウトドアの専門家が一堂に集結。野外にテントを張って一緒に寒い一晩を過し、同じ釜のメシを食べるだけで生きる自信が湧いてくるに違いない。防災とはまさに生きること! 災害時に役立つ知識やスキルを学び、体験を通じて防災力を高める。鎌倉市民だけでなく遠方の方でも参加はOK。冬のひだまりが心地よい鎌倉で一緒に防災野営を体験してみよう。
【開催概要】
■野外泊シミュレーション もしかま in 鎌倉中央公園
■開催期間:2024年11月30日(土) 13:00 集合 〜 12月1日(日) 14:00 解散
■会場:鎌倉中央公園 野外生活広場(現地集合)
*神奈川県鎌倉市山崎1667*
■参加費:大人 5,500 円 / 中学生以下 無料
■主催:鎌倉エフエム放送株式会社
■企画運営:もしかまプロジェクト
■後援:鎌倉市/鎌倉市教育委員会/鎌倉市社会福祉協議会
■協力:株式会社ニューテックジャパン、公益財団法人鎌倉市公園協会
■もしかま公式ウェブサイト https://moshikama.com/
■参加のお申し込みはコチラから