- 料理
苦情は受け付けません。でも美味しいです!「ものぐさ男の山ごはん64」はタレがポイントのパンチ系「油そば」
2021.06.11 Fri
A-suke BASE CAMP 店長
みなさん、こんにちは。「BASE CAMP」のA-sukeです。
ソロでの軽いハイクだと朝イチ電車に乗る前にコンビニで昼ごはん買う人も多いと思うんだけど、温かい食事を山で食べたくない?ってことで「コンビニ食材を利用した山ごはんレシピを紹介していこう」というのがこの連載。
夏の足音が聞こえてきてますね。ただ、どーせその前にジメジメした梅雨が来るんですけど。まだまだフィールドに出かけにくい昨今ですが、この連載は続けますよ。
今回作るのは熱い季節でも食べやすい「油そば」。油そばを知らない人はあまりいないと思いますが、一応説明すると“スープを使わず醤油ベースのタレやラー油、酢などの調味料を麺に絡めて食べる”という、ラーメンの親戚みたいな料理ですね。
これをインスタント袋麺で作ってしまおう、というのが今回のレシピ。Akimamaの編集担当は「へ〜! インスタント麺で油そば作れるのか…!」と言っていましたが、そうなんです。
で、使う食材はコチラ。
まずは袋麺。今回はマルちゃん正麺の醤油味を使いましたが……今回はほかの袋麺の方が山ではbetterかもしれません。その理由は後ほど。
それと今回のキーアイテム「サムギョプサル」。コレについてくるタレが今回のメイン調味料です。そして「きざみ白ねぎ」と「とろっとゆでたまご」。
まずは鍋(フライパンですが)に水を張ります。このとき分量に注意! 普段の1/3〜半分程度でOKです。なぜならお湯を捨てずに油そばにするから。
鍋のサイズは乾麺が入るギリギリの方がイイですよ。なぜって水の高さが上がり、麺の浸かるエリアが多いから。沸騰させたら麺を入れます。
半分浸かるくらいですね。これではやや多いかもしれません。少し茹でて軽く柔らかくなったら……。
麺を返します。ほぐしながら茹でましょう。
で、こんな感じにほぐれて、茹で上がればOK。
火を止める前にまずはサムギョプサルのお肉だけを入れます。写真では上に載せただけですが、実際に食べる際は麺の下に入れるなどして温めなおします。お肉の脂が緩んで美味しくなるのです。
火を止めたら急ぎましょう。サムギョプサルのタレを入れます。
ここでマルちゃん正麺の醤油タレも入れるんですが……「半分だけ」入れたいのです。
このレシピを撮影する前に作ったテストでは、丸ごと入れて味が濃すぎました。そしてこの撮影ではじつはサムギョプサルのタレのみで作ってみています。
結果味が足りませんでした。
というわけで「半分だけ」タレを入れれば完璧です。でも液体のタレを半分だけ使うなんて山じゃありえません……。
なので、このレシピはほかの袋麺についてくる「パウダー状のタレ」のものを使ってください。パウダーなら半分だけ使って残りを持って帰るのに苦労はほとんどありません。
(ちなみにサッポロ一番シリーズはパウダーのタレでございます)
急げって言ってるのに説明長くなりました。
あとは刻みネギ入れてかき混ぜて……。
とろっとゆでたまごを半分に割って載せれば完成。海苔とかゴマがあれば文句ありません! 韓国のりなんかはゴマ油風味もおいしくて持って行きやすいですね。
ちなみにお味は、サムギョプサルのタレがゴマ油ベースなので香りもよくほどよい塩っけで美味い。もちろん豚バラとの相性もバツグンでお肉の量も多くて満足度が高いです。
前述しましたが醤油タレなしでも美味しいは美味しいです。ただ、パンチがない。優しすぎます。そして醤油ダレを入れても美味しいは美味しいのです。ただ、味が濃すぎます。そりゃお湯で薄まるはずのものをほかのたれと混ぜてお湯もナシなわけですから。
なので醤油タレは半分です!!
このレシピをマルちゃん正麺で作って帰りのバックパックで残りの醤油タレが漏れた!……などという苦情は受け付けません(笑)。山ではパウダーのタレで作ってください。
では来月もお楽しみに!
(文・写真=BASE CAMP A-suke)