- カルチャー
アドベンチャーレース専門誌「ADVENTURE RACE」が創刊
2013.07.17 Wed
渡辺信吾 アウトドア系野良ライター
国際的なスポーツジャーナリストで、長きに渡りアドベンチャーレースを追いかけて来た久保田亜矢氏が、アドベンチャーレース専門誌「ADVENTURE RACE」を創刊する。
アドベンチャーレース(またはエクスペディションレース)は、トレイルラン、トレック、マウンテンバイク、パドリング(カヤック等)など複数の競技の組み合わせからなるコースをチームワークで挑むレースだ。基本的な走力・体力はもちろんのこと、ナビゲーションやロープワーク、チームマネジメントなど総合的なアドベンチャー能力が試される。日本でも90年代末頃から各地で開催されている。
久保田氏は元々スノーボードやスキーのフォトライターとして国内外を飛び回っていたが、サハラ砂漠でのサンドボーディングを取材したことがモロッコの政府観光局の目に留まり「昼夜通して数日間におよぶアドベンチャーレースを取材してみないか」との依頼があったそうだ。その時は「絶対無理!」と断ったらしいが、その翌年に日本で初めて開催された“サロモン・クロスアドベンチャー長野大会”を「もうこれっきり!」というつもりで取材し、それ以来どっぷりアドベンチャーレースにはまって現在に至る…という曰く因縁があるらしい。
久保田氏がそこまでアドベンチャーレースにはまってしまったのは、このレースにはアウトドアの様々な要素が盛り込まれているからだという。複数の種目が組み合わされているため、それぞれの競技を専門とする人が参加しても専門外の競技にチャレンジすることになること、ナビゲーションやロープワークを経験することでフィールドに対する理解が深まることや、個人よりもチームとしてより高いパフォーマンスが求められることなどがある。実際、そんなレースの面白さに各専門分野でのトップアスリートがアドベンチャーレースにはまっていくこともあれば、アドベンチャーレース出身で別のアウトドアスポーツやアウトドアカルチャーで活躍している人もいる。
アドベンチャーレースそのものよりも、アウトドアスポーツの魅力を少しでも多くの人に伝えたいというのが、この雑誌を創刊しようというモチベーションになったそうだ。「この雑誌を通して、初めての人が一歩踏み出すきっかけや、次のレースに役立つ情報を提供したい」と語ってくれた。
当面、書店での販売は行わず、アウトドアショップ店頭やインターネットでの販売を予定している。これからアドベンチャーレースにチャレンジしたい人も、すでにアドベンチャーレースにはまっている人も、記念すべき創刊号をチェックしてみよう。
▼詳細はこちらのサイトから
AdventureRace ウェブサイト
AdventureRace Facebookページ
発行:aField. co.ltd
発売:2013年7月19日(金)
定価:880円(税込)
販売:都内を中心にアウトドアショップ店頭にて
CONTENTS
Interview
ネイサン・ファービー/田中正人
世界と日本のトップチーム率いるキャプテンに聞く
【特集】
イチから学ぶ、主な種目の速攻テクニック
・ナビゲーション ・トレイルラン&トレッキング ・MTB
・カヤック&カヌー ・ラペリング ・ファーストエイド
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