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原始から科学。地域から世界へ。次の時代を生きる技術をひっさげて『ヨホ研』がやって来る!
2013.10.16 Wed
藤原祥弘 アウトドアライター、編集者
いま、akimamaのまわりで話題になっているのが『ヨホ研 2.0』というサイト。ヨホ研とは「陽気な方法研究所」の略で、サイトを紹介する解説によれば、
「なるべくお金を使わずにラクに生きるための、先住民技術、狩猟・解体、電気、ウェブ、政治、デザイン、読み物などを公開している架空の研究所」
なのだという。
このヨホ研が扱うのは、現代を生きるのに役立つあらゆる生活の知恵。鹿児島県の山奥で暮らしながら「iPhoneの脱獄&SIMフリー」に挑み、「狩猟免許を取得して裏山から肉を調達」し、「自然素材を使った蚊除け」や「太陽光発電システム」を自作する。
人類が千年・万年かけて培った原始的な(しかし現代にも通用する)技術から、最新の電子技術を自身で試し、発信するのがこの「ヨホホ研究所」だ。
サイトの主宰者である「テンダー(小崎悠太)」さんは1983年生まれの「ヒッピー」。先住民の技術を学ぶスクールに参加したり、青森県の六ヶ所村などで環境問題に取り組みながら研鑽を積み、現在はウェブサイトや広告用の頒布物をデザインしながら、冒頭のとおり「お金をなるべく使わない自由な生活」を実践している。
そんなテンダーさんが本日(10月16日)、東京で講演会に登壇する。会場は新丸ビル内の「エコッツェリア」。テーマは「おカネのかからないくらい豊かなくらし」。テンダーさんの人生を簡単に振り返りつつ、彼が鹿児島を拠点に取り組もうとしている「新しい生き方」について話し、参加者とともに考えるという(講演会の詳細はリンク先を参照)。
自然が再生産しえる量を超えて収奪し、問題を先送りにすることで快適な生活を送っている私たちに、「これまでに集積された知恵を活かせば、自然から得られるエネルギーと資源でほどほど快適に暮らせるんじゃないの?」と問いかけるテンダーさん。本日の講演会は「3.11以降の生き方」を考えるヒントがたくさん詰まっていそうだ。
「ヨホ研」の魅力はこの小さなスペースでは伝えられないので、ぜひみなさんサイトへのご訪問を。ちょっとでも「面白そう!」と思った人は今日の講演会に今すぐエントリー! きっと人生が変わります。
(参加申し込みの締め切りは本日16日の12時までとなっているものの、「開場ギリギリまで大丈夫そう」とのこと)
※当日のお申し込みは、
sansan@ecozzeria.jp
または、
03 6266 9400 へ。(ともに3*3LABO)