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伝えられなかった台風後の日常。フィリピン・サマール島に甚大な被害をもたらした台風から3カ月後をスナップした写真展が開催。
2014.05.04 Sun
菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ
フィリピンのサマール島。この地名を聞いて、どこにその島があるのかわかる人は少ないだろう。隣にあるレイテ島のほうがは、大岡昇平さんの『レイテ戦記』によって、日本では名が知られている。
昨年11月、巨大な台風がサマール島に上陸した。そして甚大な被害をもたらした。フィリピン名はヨランダ。3カ月後の今年2月、フットウエア・ブランドの「KEEN」が、災害復興支援として、サマール島の被災者にシューズを届けるというプロジェクトを行った。そのプロジェクトに同行し、撮影した写真家がmeg sukoさん。
1万人以上が亡くなり、倒壊した家屋は100万を超えるという台風の被害。東日本大震災と匹敵するような被害が、そこにはあった。「KEEN」の復興支援活動をドキュメントするのと同時に、sukoさんは、サマール島の2014年2月の日常もスナップしていった。
その写真展が、原宿のKEEN Garageで開催される。ひとりの女性、ひとりのカメラマンが出逢った2014年2月のサマール島。報道写真とは違う、サマール島のありのままの姿がそこに写されている。
KEEN × meg suko 写真展
「footprints」
開催期間:5月9日(金)~5月20日(火)
●5月16日(金)20時からパーティー&トークショーを開催。
Keen Garage Harajuku
渋谷区神宮前6−14−2 (Jingumae 6-14-2)
営業時間
月 - 金: 12:00 - 20:00
土 - 日: 11:00 - 20:00