- カルチャー
京都行動派知識人たちの梁山泊が新たにカフェ&ギャラリーとしてオープン
2015.08.20 Thu
滝沢守生(タキザー) よろず編集制作請負
1960年代、民族学者・梅棹忠夫氏の京都北白川にある自宅は「梅棹サロン」と呼ばれ、登山や探検を通し、自らの足と頭で学問を立ち上げようと京都の若き行動派知識人たちが定期的に集い、ありとあらゆるアイデアをそこで研ぎすまし、熱い議論を交わしていました。
そこは、有能な学者や研究者、ジャーナリストを育んだ「近衛ロンド」(京都人類学研究会)と共に、時代を牽引する行動派知的クリエイターたちの梁山泊でもあったのです。
そして時を経て、2015年、この北白川の梅棹邸が、装いも新たにカフェ&ギャラリー「rondokeanto(ロンドクレアント)」として新たにオープンします。
「rondo」とはエスペラント語で「集まり」、「kreanto」は「創造者」を意味します。人文・科学・芸術の垣根なく、世界に拓く若き創造者たちのさまざまな表現の場として、新たな使命と息吹を吹き込まれた梅棹邸から、パイオニアーの胎動を予感させてくれます。
そのこけら落とし、ロンドクレアントオープン記念展として8月29日から9月27日まで、「民族学者 梅棹忠夫の眼」と題した写真展が開催されます。
ロンドクレアントオープン記念展
「民族学者 梅棹忠夫の眼」
2015.8.29 sat — 9.27 sun
11:00 — 19:00
入場無料・月曜休廊(9.21祝日は開廊)
cafe & gallery rondokreanto
〒606-8256
京都市左京区北白川伊織町40番地
informo@rondokreanto.com