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スノーボードカルチャーを撮りつづける遠藤励氏の作品集を世に送り出そう

2015.09.18 Fri

渡辺信吾 アウトドア系野良ライター

 スノーボードにのめり込み、スノーボードの専門誌を愛読していた人なら写真家・遠藤励氏の写真を見たときに「この写真、覚えてる!」という方も多いかもしれません。またスノーボードをされない方でも、はじめてその写真を見る方でも、純粋に「かっこいい」「美しい」と感じることでしょう。遠藤氏の写真には、心をぎゅっとわしづかみにされるようなそんな力があります。

 遠藤氏は、長野県大町に生まれ育ち、スケートボード、スノーボードに夢中になったそうです。スノーボードが爆発的なムーヴメントとして世界に広がった90年代から、彼自身もプレイヤーとしてシーンを見つづけ、そして写真という表現を通じて成長するシーンを今なお伝えつづけています。

 その彼が、18年目にして長年の目標であった写真集の制作に踏切ました。そしてクラウドファンディングという方法でそれを実現しようとしています(Motion Galleryにて)。作品集の名前は「INNER FOCUS」。被写体の内面にフォーカスするという意味で、彼が活動をはじめた当初から掲げているコンセプト。

 作品の一部を紹介しましょう。

 ダイナミックなライディングはもちろんスタイル、表情、そしてその舞台となる大自然の美しさを、最高の構図、色彩で切り取った瞬間があります。それはやはり彼自身がプレイヤーであるということにも起因しているのかもしれません。彼に撮ってもらいたいというスノーボーダーや、自社の広告に使いたいというブランドが多いことも頷けます。

 この作品集を世に送り出すために、クラウドファンディングで応援してみませんか?

 クラウドファンディングの内容は、3,000円から55,000円まで6種類用意されていて、それぞれの金額によってリターンが異なります。直筆サイン入り写真集の進呈や、雪山でのセッション・スライドトークショーへのご招待など体験型のリターンもあります。また、今回の写真集は「1% FOR THE PLANET」に加入しています。

詳しくはこちら「Motion Gallery」へ

「本書は古典的なアーカ イブというよりは90年代に社会現象となるまで人々を惹き付け、型破りなファッションやライディン グスタイルが誕生したフリースタイル世代のかっこよさを存分に盛り込もうと思っています。また、本書で表現するのはスノーボードが単なるスポーツや遊びの 1 つではないということです。ライフス タイルでもあり、自然と融合するアートでもあり、人間の生き方の 1 つともなりうる存在であることが、実感できると思います」(本人談)

 

【プロフィール】
遠藤 励(えんどう つとむ)
長野県出身。 スノーボードカルチャーに精通し雪山での撮影に特化。1998年より日本や世界各地の雪山を訪れエクストリームフォトを中心に広告やカタログ、雑誌への作品提供や執筆を手がける。また、ネイチャーやスナップにも注力、この星の感動を求めて旅を重ねる。写真展、スライドトークショーなど国内外で開催。MASH management所属。

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