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秋の夜長に映画はいかが。アウトドア好きに贈る映画作品10選+1
2016.09.25 Sun
9月も残り一週間、すっかり日没が早くなりました。秋の夜長ってやつですね。夜が長く感じられて仕方ありません。そこで!夜にお酒でも傾けながら見たい映画をピックアップしてみました。激流あり、雪山あり、火星ありです。
■これぞ、究極?極端アウトドア
『オデッセイ』 2015年・アメリカ
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今年はじめに日本でも公開されました新しい作品、リドリー・スコット監督です。火星に取り残された宇宙飛行士が、たったひとりでサヴァイブする…そんなストーリー。火星?アウトドア?ん?と思ってしまいますが、いやいや、智恵をしぼり、あるものでなんとか生き延びようとする姿は、まさに究極のアウトドアといえます。
■知らないヤツと川は下っちゃいけないね
『激流』 1994年・アメリカ
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アウトドアにサスペンスはつきものです。メリル・ストリープ演じるゲイルは、激流でならした元ガイド。息子とダウンリバーを計画するが、ひょんなことから現地で出会った青年もともに下ることに…。しかし徐々にその青年の素顔があきらかになっていきます。もし日本版を作るなら、ゲイル役には余貴美子さんをキャスティングしたいです。
■こういうリセット方法もありかも
『わたしに会うまでの1600キロ』 2015年・アメリカ
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パシフィック・クレスト・トレイル(PCT)が舞台。離婚、最愛の人の死、人生のどん底から立ち上がろうとする女性の姿が描かれています。大自然に体当たりする主人公シェリルを応援したくなります。主演のリース・ウィザスプーンは、この映画でアカデミー賞にノミネート。実話というのも興味深いです。
■出かけるときはみんなに知らせようね
『127時間』 2010年・アメリカ
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こちらの映画も実話がもとになっています。キャニオンランズ国立公園で、思わぬアクシデントに見舞われ、究極の選択を迫られた青年アーロンのお話です。自分だったらどうするだろう…と考えます。PHISH PHANにとっては、主人公が着用しているツアーTシャツが気になります。ちなみに上映時間は、1時間33分です。
■感性を失わずに自然と生きていきたい
『レイチェルカーソンの感性の森』 2011年・アメリカ
1962年にレイチェルが出版した『沈黙の春』。化学物質の危険性を告発した内容は、世界中に衝撃をあたえました。自然環境が抱える問題を生物学者としてあぶり出しながらも、自然に対する深い愛情も持っていました。この映画は没後に友人たちによって出版された『センス・オブ・ワンダー』の映画化。ドキュメンタリータッチで描かれたこの作品は、わたしたちに優しく語りかけてくれます。
■アウトドアの源流ここにあり
『オン・ザ・ロード』 2012年・アメリカ
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ビートニクの中心人物、作家ジャック・ケルアックが書いた小説『オン・ザ・ロード(路上)』が原作。自叙伝的作品で、若者の青春や苦悩が描かれています。アウトドアカルチャーが産声を上げるもっと前の1950年代の若者たち。アメリカを横断するロードムービーです。R指定になっていますので、ご注意ください。
■林業っていいかもしれない
『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』 2014年・日本
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『ウォーターボーイズ』の矢口史靖監督作品です。林業にスポットをあてた珍しい映画。不順な動機から林業研修に参加した若者の成長ストーリーです。林業の世界、里山の風景、田舎暮らし…コミカルな青春エンターテインメント。伊藤英明演じるヨキが、いいアニキっぷりで、すっかり海猿感を払拭しています。
■本当の自由っていったいなんだ
『イントゥ・ザ・ワイルド』 2006年・アメリカ
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作家・登山家のジョン・クラカワーが書いたノンフィクション小説『荒野へ』が原作。1992年に実際におきた事件がもとになっています。自由を求めて、単身でアラスカに乗り込んだ青年のストーリー。本当の自由ってなんだろうか、自分にとっての自由って?と。音楽はパール・ジャムのボーカル、エディ・ヴェダー。彼の初ソロアルバムとしてリリースされたサントラもおすすめです。
■登頂したら三角点に頭を垂れて手を合わせたくなる
『劔岳 点の記』 2009年・日本
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名キャメラマン・木村大作初監督作品。明治時代、日本地図最後の空白を埋めるため、当時未踏とされていた劔岳をめざす測量士のお話です。実際の宇治長治郎さんを写真で見たことある人も多いと思いますが、長治郎役の香川照之さんが重なって、とにかくいい。さまざまな表情を見せる立山の風景も神々しく、映し出されています。
■言葉では表現できない、いのちのすごさ
『シーズンズ 2万年の地球旅行』 2016年・フランス
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ネイチャードキュメンタリーです。はじめて見る動物、見たことのない風景がこの作品にはつまっています。わたしたちは、長く生きてもたぶん80年か90年くらい。地球にしてみたら、瞬きくらいの短さなんだなぁと実感します。そして、いのちって、すごいんだと。
■最後にプラス1作品 『疾風ロンド』 2016年・日本 これから公開!
こちらは11月26日に公開になる映画です!最近スキーブームが再熱。サスペンスと雪山が融合。原作は東野圭吾の長編サスペンス『疾風ロンド』、主演の阿部寛さんがいい味だしてます。
いかがでしたか。次回は古い映画も掘り出してみたいと思います。