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日本人はウンコとどう生きてきたのか?「うんことくらし」が川崎市の日本民家園で開催中!

2020.01.27 Mon

 神奈川県川崎市の日本民家園は、その名の通り、東北〜沖永良部島までの古民家を移築した施設。多摩丘陵の面影をとどめる里山の谷戸に、25の家屋や舞台、蔵などがひしめいている。

 この民家園で5月31日まで開催されている企画展が「うんことくらし 便所から肥やしまで」。そのタイトルのとおり、この企画展のテーマはウンコ。昭和までの近代で、日本人がどのようにウンコをして、どのようにウンコを活用したのかが紹介される。

 入り口近くの屋内展示室には、尻を拭くのに使われた竹べらや鋭い繊維がむき出しの藁くずを展示。下肥を畑に運んだ桶や天秤棒なども並ぶ。

 畑にまく肥料として活躍した時代は、ウンコは価値あるものとして扱われたが、時代が下るとウンコは有価物から廃棄物へと移り変わる。このあたりの変遷を折った資料も見応えがある。

 民家園のある川崎市は、日本ではじめてバキュームカーを開発・運用した都市でもある。ウンコが家の近中で処理されて循環した時代から、厄介者となって海に投棄された時代、下水処理場が建設されるようになるまでの資料も見せる。

 企画展も魅力的だが、全国から集められた古民家こそ主役。岐阜の合掌造りや南部曲り家、藁束で雪囲いをした富山の民家などは、その土地の自然に合わせて日本人がどのように生活してきたかをよく伝える。

 開催期間中は、月に1回の頻度で企画展解説も実施。職員がウンコにまつわる道具や歴史を解説してくれる。3月29日には「マジで怖い!夜のお便所たんけん」も予定する。

企画展示解説(一般向け)
開催期間中に毎月1回、展示の見所などを職員が解説。参加自由。

日程:2月11日 、3月20日、4月29日 、5月23日
時間:14時〜(約20分)
料金:入園料のみ
当日参加自由

企画展示解説(子ども向け)
開催期間中、展示の見所などをお子様向けにわかりやすく解説。参加自由。

日程:4月26日 、5月3日
時間:14時〜(約20分)
料金:入園料のみ
当日参加自由

入園料

一般:500円
高校大学生:300円
中学生以下:無料
65歳以上:300円

日本民家園の詳細はhttp://www.nihonminkaen.jp/へ!

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