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風が流れディスタンスが保たれる野外だからこその安心感。ディジュアーティストGOMA、JUNGLE FES開催への思い。

2020.10.16 Fri

菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ

 参加するみんなが、どうすればコロナの不安を払拭してライブを楽しめるか。その方法を模索して、9月から野外フェスが開催されている。大きな前提になるのが三密ではない空間を作ることだ。野外であれば、密閉というひとつはクリアできる。フェスだけではなくアーティストサイドも思いは同じで、コロナ禍においてのライブは「野外」がひとつのポイントになるのだろう。

 ディジュリドゥアーティストのGOMAさんは、自身がオーガナイズするフェス「JUNGLE FESTIVAL」を2年前に開催した。そして今年、GOMA & THE JUNGLE RHYTHM SECTIONのワンマンライブとして野外でフェス(ライブ)を開催することを決めた。開催に向けた思いを綴ったインタビュー映像が10月13日に公開された(聞き手はフェスおじさん)。インタビューでこんなことが語られている。

「(フェスに出演してライブをすることが)身体のサイクルになっていることに気づきました。夏になって暖かくなって、身体はウズウズしているのに、精神は行く場所がなくて、家で悶々とした状態が続いていました。
 ライブをすることで、自分の魂の解放をしていたことを今年は実感した。7月にメンバーと集まって、みんなのテンションが少し変というか。今年一本でもいいからやろうよっていうことになって、急ピッチでスタートさせました。
 (野外は)ディスタンスも取りやすいし、風も流れていて安心感がある」

 今回の会場は、栃木県のかかしの里。周囲はぶどう畑の公園だ。みんなが安心できる数字として200人が設定されたという。

 野外で安心してライブを楽しむ。コロナ禍によって、今年はほとんど体験できなかった幸福な音楽との時間がここにはある。

写真 = 折井 康弘

GOMA インタビュー映像

GOMA OFFICIAL HP

JUNGLE FESTIVAL 2020 Distance ver.
GOMA & The Jungle Rhythm Section Live 2020
開催日時:10/18(日) 14:00~10/18(日) 19:00
会場:かかしの里野外ステージ(栃木県栃木市)

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