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【CAJ NEWS】急げ! もう時間はない。自然保護活動に対する活動支援金の申請締め切りは2月15日です。
2022.01.28 Fri
コンサベーション・アライアンス・ジャパン(アウトドア環境保護基金/以下CAJ)は、日本のアウトドア関連企業が加盟し、各社が売上額に応じた会費を拠出。会費はすべて助成基金とし、日本のアウトドア・フィールドとして、貴重な自然環境を保護する草の根の団体や活動に対し、活動資金の援助を行なってきた。コロナでなかなか思うような活動ができていない団体も多いなか、現在、2021年度後期の助成金申請を受け付けているが、申請の締め切りまであとわずか。
CAJでは、これまでに、日本各地で活動をしてきた180以上もの団体やプロジェクトに対し、1億円近くを拠出。それは、アウトドアユーザーが、加盟各企業の商品やサービスを購入することで間接的に日本の自然保護活動を支援してきたということでもある。
近年、会員企業も大幅に増え、ブランドだけでなく、サービスや機会の提供、アウトドア情報サービスなど、アウトドア関連企業社48ブランド/社が加盟しているCAJ。190社もの企業が会員となっている本場アメリカのコンサベーションアライアンスに比べると規模的にはまだまだ小さいが、今年度は「アウトドアコミュニティの力を結集して、生物多様性を保全し、気候危機から私たちのフィールドを守る」というスローガンのもと、助成事業においても、地球規模の気候変動の影響を削減できる可能性ある、以下のような活動にフォーカスしていくことをSNSやHPで告知している。
・気候変動を軽減できる可能性のある「自然に根ざした解決策(NBS)」。
・大気中の二酸化炭素を貯留し、防災・減災機能が期待される健全な生態系の保護、修復、あるいは開発を回避する取り組み。
・OECM(民間保護地域)を含む保護区の設定や拡大。過去に損なわれた自然景観・生態系の再生、生態系ネットワークの形成。
・自然環境の破壊による影響を受けている、または受けるリスクに直面しているコミュニティが主導、あるいはそうしたコミュニティと協働し、その保護、修復を目指すプロジェクト。
・社会的に弱い立場の人々やコミュニティがアウトドアにアクセスし、自然の恩恵を享受できる環境を持続的に創出するプロジェクト。
先日、幕張で行なわれたTOKYO OUTDOOR SHOWにもブースを出展、多くのアウトドア企業や来場者がCAJの活動に高い関心をもっていた
支援の対象となるのは、アウトドアフィールドとして価値のある自然環境をはじめ、その環境の豊かさを示す貴重な動植物の保護を目的に活動をする団体やプロジェクト。期間や規模は問わないが、具体的な成果が見込まれる活動に対し、上限50万円が資金援助される。
2021年度の助成金申請の締め切りは2月15日。活動資金を必要としている団体は今すぐCAJのホームページから申請しよう。