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ポチ袋みたいな小さな財布、 名付けて「ポチざいふ」を作ってみた。
2014.08.20 Wed
巷ではお年玉のサマーバージョン「お盆玉」なる風習が蔓延しつつあるそうで、近年ではスーパーのレジ横なんかで専用のポチ袋を見ることもしばしば。渡すことはあっても貰えることのない身としては「もう少し目立たない場所に」と思ったりもするのでありました。
しかし、このポチ袋。改めて見るとなかなか機能的なサイズをしていることに気付きます。適度に小さいから胸でもパンツでもポケットへの収まりは良好で、まず落とす心配がない。中に入れる紙幣は三つ折りにしますが、これってカード類や名刺とほぼ同じ。
「ポチ袋みたいな財布、あったら便利かも」
登山やトレラン、サイクリング、あるいは散歩やスーパー銭湯など、シンプルで小さな財布が欲しいと思うことはしばしばあります。入れるものは漱石数枚、ICカード乗車券にATMカード、保険証、小銭少々程度。ところが探してみても、なかなかしっくりくるものが見つからない。サイズが小さくても、ファスナーやマジックテープ、ポケット多数でゴチャついていたり。
ならばというわけで、作ってみました。ポチ袋のような財布、「ポチざいふ」。
材料は200デニール程度の防水ナイロンと縁取りテープ。近所の手芸店とネット通販で購入しました。
サイズはカードを基準に決めます。目安は内寸60ミリ×95ミリくらいといったところ。基本的な構造は細長い生地を折り返して重ね、両側を縫い付けます。生地には裏表があるので、断面図をご参考に。フラップ部分と両側は縁取りテープを縫い付けます。
「無いと困るが使うシーンは限られている」「最低限のものしか入れない」。そんなときに便利なこのポチざいふ。アウトドアはもちろんですが、私は鯨飲&酩酊が予想される歓楽街出撃時も重宝しています。
(文・写真=長谷川哲)