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ついに来た! アークテリクス待望のフットウェアが、3月に発売!!
2015.01.07 Wed
宮川 哲 編集者
アークテリクスのフットウェアが、ついに発売決定。全国のアークテリクス/フットウェア取扱店にて、3月中旬より順次、発売が開始される。
アークテリクスのフットウェアについては、Akimamaでも昨年9月に「アークテリクスから、ついにフットウェアが登場!?」というニュース記事を配信している。尾瀬ヶ原で開催されたアークテリクス フットウェアアカデミーに参加した際の記事であったが、まさにあのときに紹介したモデル“ALPHA FL”も、ちゃんと今回のラインアップに載っている。
アークテリクス初となるフットウェアの特長は、アウターシェルとインナーライナーがセパレートした構造にある。スキーブーツからインスパイアされたというこのセパレート構造をアプローチシューズやハイキングシューズに取り入れたのは、とても革新的なこと。洗練されたデザインや製品づくりの高い技術力を持つアークテリクスらしい選択だと思う。
セパレート構造にすることで、まずシューズへの足入れ感覚が通常の登山靴とは格段にちがってくる。ストレッチ性もあり、ソフトなつくりのインナーライナーは、足へのアタリが少なくフィット感が得られやすい。いっぽうのアウターシェルは堅牢なつくりになっているが、双方が固定されていないのでインナーライナーへの干渉を少なくできる。タン部分も取り除いているので、プレッシャーポイントが非常に少なくなっているのだ。
これによって、どんな足型の人にもフィットしやすい靴が生まれることに。
インナー自体は、ストレッチ性のあるゴアテックスを使ったブーティとなっており、防水性も透湿性もまったく問題ない。また、タンがないぶん、通気性がさらに向上して速乾性も高くなっている。ライナーが完全に取り外せるモデルなので、気候に合わせてインシュレーション機能を持つあたたかいライナーに交換して使うこともできる。そして、ライナーが外せるということは、単体で洗うことも可能に。汚れた靴を洗うのはなかなか面倒なことであるが、これは便利。
季節を問わずに使える。なんと汎用性の高いことか。
仕上がったモデルには、アークテリクスらしさが随所に散りばめられている。縫い目のないワンピースアッパーはアークならではの圧着技術を駆使したつくりに、そのほか、PUコーティングされた糸とTPUの補強、3D成型されたつま先とヒールのカップなど、ギア好きにはたまらないスペックがしっかりと並んでいる。
今回発表されたモデルは、アルパイン アプローチシューズの“ALPHA2 FL MEN’S”とテクニカルハイキングシューズの“BORA2 MID MEN’S”。こちらが、ゴアテックスのインナーライナーを使ったセパレートタイプのモデルである。そのほか、セパレートタイプでないモデル(“ALPHA FL GTX”“ALPHA FL”“BORA MID GTX”)も同時発売される予定になっている。
発売開始は、3月中旬の予定。アークテリクスのフットウェアだけに、期待は大きい。
早く春にならないかなぁ……。は〜るよ来い!!