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テント泊縦走を始めたい人のための大型バックパックとは
2015.06.22 Mon
本格的な登山シーズンを目前に控え、今年はテントを背負っていくつもの山を縦走してみたいと考えている方も少なくないだろう。
そこで思いを巡らせるのが専用ギア。テントであり、登山靴である。そして15kgを超える荷物を行動中ずっと背負うための大型バックパックは、最たる存在だろう。
そんな大型バックパックを選ぶ場合、多くの人は単純に容量や、荷室の形状、ポケットの数や位置、あるいは色などを基準にしがちだ。しかし本当に注目すべきなのは、荷物の重さを実際以上に軽く感じる構造や、アップダウンが続く不安定な稜線などでも身体がブレることがないようにフィット感し、安全な登山を行えるものであるかどうかだ。
その重要な背負い心地に、1970年代という早い時期から注目し、人間の身体の形に合わせた立体的な構造を立案してきたのが、米国のバックパックブランド「GREGORY」だ。
なかでも、今年4年ぶりにフルモデルチェンジを果たした「バルトロ」シリーズ(女性用の「ディバ」シリーズ)は、そんなグレゴリーのフラッグシップモデル。長年に渡って改良を繰り返しながら、山岳縦走やキャンプツーリングに向けた大型バックパックとして世界中で愛されてきた。
このモデルの骨子である最新の「レスポンスA3サスペンション」は、可動式のヒップベルトやショルダーハーネスなどからなる、独自の背面システムだ。
どんな体形でも荷物の重さを腰や肩へバランスよく分散させ、またどんな体勢であってもバックパックが身体の動きに追従することなどから、刻々と変化する山の地形へつねに対応したスムーズな歩行が可能になる。そのようなパックを正しい手順で正しく背負うことにより(専用スタッフもいるほど!)、荷重は肩から腰へ移り、驚くほど荷物が軽く感じるようにもなる。
また、誰でも“いい位置”でかならず背負えるように、ヒップベルトは5サイズから自分に合ったものを選ぶことができたり、ショルダーストラップの取り付け位置をユーザーのトルソー(背面長)の長さに合わせて調整できたり、洋服と同じように同モデル内でも3つのトルソーサイズが選べたり……と、グレゴリーのフィット感の追求は枚挙にいとまがない。女性モデルは、ヒップベルトやショルダーストラップも女性の身体のラインに合わせた専用形状だ。
テント泊山行は荷物が重いだけに、自分の身体に“合わない”大型バックパックで山に行ったことがある人は、誰もが声を大にしてその辛さを語るはず。山シーズンを迎える前に、ぜひ一度そのフィット感と背負い心地を体験しに、取扱店に足を伸ばしてみてはいかがだろうか。
GREGORY BALTOLO 65(for Men)
¥36,000+税
■トルソーサイズ:S、M、L
■容量:S=61㍑、M=65㍑、L=69㍑
■重さ:S=2.2kg、M=2.3kg、L=2.36kg
■カラー:ニューブルー(写真)、スパークレッド、シャドーブラック
■その他のモデル:BALTOLO75、BALTOLO85
GREGORY DIVA 60(for Women)
¥36,000+税
■トルソーサイズ:XS、S、M
■容量:XS=56㍑、S=60㍑、M=64㍑
■重さ:XS=2.14kg、S=2.12kg、M=2.24kg
■カラー:ルビーレッド(写真)、エジプシャンブルー、チャコールグレー
■その他のモデル:DIVA70、DIVA80
グレゴリー / サムソナイト・ジャパン
TEL.0800-12-36910