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【ベストバイ】アウトドア料理人・小雀陣二が絶賛するクッカーとは!?
2016.01.22 Fri
アウトドア業界関係者が選ぶ「僕の・私のベストバイ」シリーズ。2015年に本人が購入し、実際に使い込んだアイテムの中から「これは買ってよかった!」というものを紹介。第5弾目の今回は、アウトドアコーディネーターであり、また神奈川県・三崎で喫茶店を営む小雀陣二さんです。
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2015年は身の回りの道具をより快適に使いやすくしたいと思い、新調したものが多かった。
とくに鍋セットは、調理の場でよりスピーディかつラクに仕事ができる方がいいので意欲的に購入。家は鍋だらけだけだが、これは仕事柄いた仕方がない……。
選ぶ基準は料理がしやすく片付けも簡単で、持ち運びに向けパッキングもしやすいものでないとダメ。そういう意味で、道具の進化も自分の好みもしっかり決まっているという点で選定しやすく、またその分散財も多い。
パタゴニアのベースレイヤーは驚くほど高いが、同じくらい着心地にも驚いたアイテム。あぁ、もう2016年は何も買わなくても過ごせるはずだ……。
GSI/BUGABOO BASE CAMPER LARGE COOKSET
ツアー用に購入した大型の鍋セットは、適度な厚さのアルミ製で内側は2層構造のノンスティック加工。使用後の汚れの拭き取りもラク。5〜6人くらいまでなら対応可能な5リットルと3リットルの鍋。直径20cmほどのフライパンは大きめで調理しやすい。ご飯を炊きたい日本人としては、湯きりの穴はいらないとも思う。蓋は皿代わりにもなる。おもに焚き火の調理で使っているのでハンドルカバーは溶け、フタも一部溶けている。が、問題なく使えて気に入っている。
REI/CAMPWARE MESS KIT
長年MSR社のクッカー「ブラックライト」を愛用していたが、惜しまれつつ廃盤。その後MSRのフレックスやプリムスのライテック、GSIのバガブーを状況に合わせて使用している。が、しかし! さらにアメリカで見つけちゃいました、アルミ製でノンスティック加工の逸品を! 鍋裏は表面積が増え、五徳は滑りにくい加工がされている優秀な鍋セット。山やキャンプでの活躍は間違いない。ほかにCAMPWARE NONSTICK COOKSET-MEDIUMも購入。
PATAGONIA/MEN'S MERINO AIR HOODY
特殊な編み機で丸ごと編み上げたメリノウールとポリエステル混紡のニット状ベースレイヤー。見た目や広げた時は「どうなんだろう?」と懐疑的だった印象が、着用し使ってみたらそのイメージはガラリと変わった。とくにベースレイヤーはウールを好む自分としては大ヒット! 長期ツアーでは活動時も就寝時も着用し続けていても気にならない。寒がりな自分はフードつきで首周りも覆ってくれるフーディがいい。でもクルーネックも欲しい。
HARMONY/MESH GEAR BAG
94リットルある大型のメッシュバッグ。カヤック時のキャンプギアをドライバッグに入れたまま、まとめて持ち運ぶのに重宝する。もちろんオートキャンプなどで寝袋やマットなどをまとめて持ち運ぶのにも役に立つ。耐海水も考慮。番手の大きなビスロンジッパーが使われていて、これが開け閉めしやすく滑らかで使いやすい。
HYDROFLASK 21OZ
福岡の糸島でカヤック屋をやっている友人から勧められて買うか悩み、ほかでブーツを新調したからその時は買わなかった真空断熱2重ボトル「ハイドロフラスコ」。ハワイで爆発的な人気があったらしい。日本のアウトドアショップには並んでいないボトルだが、本国アメリカではクリーンカンティーンやナルゲンと並んで販売されていた。そんなボトルをスリフトショップで発見! 日本では福岡県糸島市の「サザンワークス」で購入可能。