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決して忍者コスではない。地球上で最もファンキー&優秀なベースレイヤー
2016.01.26 Tue
林 拓郎 アウトドアライター、フォトグラファー、編集者
このスーツに身を包んで手裏剣を投げたり、ニンジャキックを放ったり、という事ではありません。
AIR BLASTER(エアブラスター)は2002年、アメリカはオレゴン州ポートランドで生まれたスノーボードアクセサリーのブランドです。当時のスノーボードビデオスター、トラビス・パーカーをはじめとしたスノーボーダーたちが、力の抜けた楽しさと本気で遊ぶマインドをシリアス過ぎるスノーボードシーンにぶつけることから始まりました。
最初は90年代テイストのリーシュストラップからはじまりましたが、やがてゴーグルやキャップ、スノーボードウェアといった製品を独特のデザインとカラーリングで生みだしてゆきます。そして製品に込められた「バカやってマジに遊ぼうぜ!」というメッセージが、世界中で支持されてきたというわけです。
AIR BLASTERのメッセージが受け入れられているのは、その製品作りが徹底して「本気」だからです。遊びだからこそ全力投球。自分たちがかっこいいと思うものを、ハイクォリティで作ろう。そのスピリッツが結晶したのが、ニンジャスーツと言えるかもしれません。
なにしろ北米の冬は呆れるくらいの極寒です。すべてが凍りつく中でも最新素材のマジメなスノーボードウェアに背を向けて、ストリート感満載のカッコいいウェアで滑りたい。そんな彼らがやせ我慢しなくても良いよう、温かくて快適で薄着や吹雪をものともしない鉄壁の護りを誇る超ハイパフォーマンスファーストレイヤー「NINJA SUIT(ニンジャスーツ)」を開発した、というわけです。
女性が着ていても違和感のないデザインは、あのPOLeRとのコラボモデル。ニンジャスーツがすでにアウトドアライフスタイルに深く採りいれられていることを感じさせます。ちなみに、後ろに見えているのはマウントフッド。ポートランドのローカルスノーボーダーたちがこよなく愛する山です
そしてその快適さは今やスノーボードの世界から飛び出し、スキーはもちろんキャンプやハイキング、自転車、釣りなど各種のアクティビティに広がり、多くのファンを獲得し、その心地よさから部屋着やパジャマ代わりにも愛用されている、というわけです。
NINJA SUITのメリットは
1. 高保温性素材のワンピースなので圧倒的に暖かい
2. 乾きやすい素材は、汗や雪による濡れにも強い
3. 4-wayストレッチで動きを妨げず、着ていてストレスがない
などなど。
それもそのはず。たとえばメリノニンジャスーツは「WOOLVERINO Merino Alloy(ウールベリノ・メリノ・アロイ)」を採用。従来のメリノよりも2倍の早さで乾き、4方向にストレッチし、高い耐久性と防臭性まで備えています。さらに「AIR TECH(エアテック)」と名付けられたファブリックはポリエステルの吸湿性とライクラのストレッチ性を備えたフィット感抜群の着心地を実現。加えてスーツ裏面には「MICRO FREECE(マイクロフリース)」を使うことで柔らかな肌触りで究極の暖かさを与えます。まさに、見えないけれど確実に仕事を遂行する、それはニンジャ!な造りなのです。
さらに、かぶれば温かい空気を効果的にとじこめ、脱げば適度な喚起をおこなう立体裁断の7-panelフードや、体温調整がイージーになる胸元のロングジップを装備。おまけにアンダーウエアとは思えないクールなデザインです。
いよいよ厳冬期真っ盛り。まだまだ寒い日は続きますが、外で遊びたいマインドは一時もおとなしくしてくれません。ならば、やせ我慢せずクールに決める、というコンセプトのもと、ニンジャのように存在を隠したあったかスーツを身にまとい、フェスにキャンプにスノーボードにと、遊び回っていただきたいと願っております。
価格や取扱店など、製品についての詳細はこちらへ
http://airblaster.jp/category/ninja/
Facebook https://www.facebook.com/NinjasuitJapan
Instagram https://www.instagram.com/ninjasuit/
アウトドアでもその使い道は無限大。防寒着としてだけでなく、こんなリラックススタイルの行動着としての可能性も感じさせますね