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【続・戦ってみた】プラティパス早乾き選手権 追加のあの手この手編
2016.06.03 Fri
ふくたきともこ アウトドアライター、編集者
「プラティパス」ソフトボトルの乾燥に頭を悩ませていた人がこんなにもいたのだと実感した前回の記事(それはそれでコワい……イヤ、すごい話です。なんとプラティ愛用者の多いことよ)。
その後、“そんな辛気臭い方法を使わずとも一瞬で乾く方法があるよ”的な情報も寄せられましたが(後述します)、それよりもまず前回の記事で「毛細管現象は速乾タオルではだめらしい」と調べて書いた自らの情報に「とは言っても、実際に本当にそうなのか」という疑問を抱いていました。
ここのところ毎日晴天続きだし、実験といってもただ放置しておけばいい話。ついでに天然素材がいいのなら紙とかどうなの? そんなことも頭をもたげ、じつはひとり地味に実験を続けていました。今回は続編としてその結果をお届けします。
今回戦ったのは4選手。
前回の覇者である「手ぬぐい&口が上」を筆頭に、「手ぬぐい&口が下」、「速乾タオル」、「ペーパータオル」の4方法です。
さて気になるレース展開ですが、実験を始めてあっという間に最下位に脱落したのが「速乾タオル」でした。内側の結露が全然取れず、何時間置いても乾燥が進んでいる様子がうかがえません。やはりそうなのか。
なかがモワっとしています
そして前回最強の乾きっぷりを発揮した手ぬぐいですが、口が上か下かでは「上」に軍配。
両方ともビール柄だとお気付きの人いるでしょうか。集めています
そして意外にも頼りなさげなペーパータオルがなかなかの奮闘ぶりをみせ「手ぬぐい&口が上」と「ペーパータオル」の一騎打ち状態に。
せっかくなので、同じタイミングで購入した新しいプラティパスをどちらにも使うという条件まで揃えてレースを仕切り直しました。その結果……
やはり手ぬぐいが強かった! 中盤くらいまでは同着予想だったのですが、最後の追い上げで二馬身ほどペーパータオルが手ぬぐいに届かず!という印象(どんな?)。手ぬぐいの強さは健在でした。
結論
1、プラティパスのソフトボトルを早く乾かしたいなら、手ぬぐい(布)を細く丸めてインし、口を上にして乾かすべし。
2、プラティパスは古いものより、新しいものの方が乾きが速い。
(新旧の2本のボトルで方法を揃えて何度かテストした結果。新しい製品の方がボトル内の表面撥水がよく利いているのだと推測)
ちなみに先述した「もっと速い方法」ですが、よく水を切ったプラティパスにドラッグストアなどで購入できる無水アルコールをキャップ1杯ほど注ぎ入れ、まんべんなく行き渡るようにグルグル回せば、蒸発の作用であっという間に乾くそうです。
でも! そんな早さよりもなによりも、ベランダに揺れるプラティパスたちを浜から見た人が「Akimamaの記事のヤツじゃないか」と話しているのを耳にしたことが今回一番の収穫でした。
いや〜知名度あがってきたわ〜Akimama!(家バレしたとも言う)