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コンビニで買った氷が丸一日たっても残ってる!! バックパックタイプのソフトクーラーの実力を見た。

2016.06.06 Mon

Ushida Koichi アウトドアコーディネーター

 
 ハードなBOXクーラーにも決して引けを取らないソフトなクーラーを発見。今年からモチヅキが扱いを始めた“ICEMULE”というブランドなのですが、その実力たるや、ちょっと驚きのレベル。

 ふつう、ソフトクーラーといえば、保冷能力は知れたもの。ソフトなだけに取り扱いも慎重にならざるをえないし、ジッパータイプのものが多く、断熱性能も心許ない。ソフトはソフト、それはそれ、として使うものだと思っていた。つまり、BOXタイプとソフトタイプはいわば別物。ガッツリと冷やしたいなら、図体は大きくとも箱型に限る……はずだったのだけど、いやいや、やりますよ、コイツ。

 だって、コンビニで買ったロックアイスが丸々一日たってもちゃんと「固体として」残っているんです。しかも、バックパックスタイルなのでハンズフリーにもなるし、背負い心地も申し分なし。ビール瓶だってワインのボトルだって、そのままスッポリと入れられちゃう。サイズにもよるけれど、容量40ℓのXXLなら、なんと350㎖缶で36本+氷がしっかりとキープできるそうです。これは、機動力抜群の歩く冷蔵庫にもなるってものですね。

 さて、なぜ丸っと一日氷が残っていられるのかといえば、実は種明かしは簡単。構造自体は単純で、ロールタイプの防水バッグに保冷用のパッドを入れ込んであるだけ。でも、表地と裏地の間にバルブを使ってエアーを吹き込める仕組みになっていて、その空気の層が内部の布を押しやり、氷やビン、缶に密着して、冷やすべき空間を最小限にすることができるという仕組み。

 この空気の層は、内部と外部の断熱の役割を果たしつつ、クッションの代わりにもなるので、ビンなどの割れ物を入れておいても大丈夫。さらに言うなれば、エアーで内容物が固定されているので、背負って歩いているときでも、荷物がまったくブレずに済むというわけ。

 ついでに、ソフトクーラーなので当然ながら使わないときにはクルッと丸めての収納も可能に。もひとつ当然ながら、ふつうに防水バッグとしても使えることも書いておきますね。
 
 見た目もよろしく、機能性も抜群。空気の層を使うという、ちょっとしたアイデアで生まれた画期的なソフトクーラー、ICEMULE。この夏にオススメの一品です。

 バックパックタイプの「プロクーラー」のほかに、ショルダータイプの「クラシッククーラー」もあるので、お好みでどうぞ! ちなみに“MULE”は、英語で騾馬の意味。ネーミングもロゴもかわいいね。

         

■ICEMULE COOLERS
プロクーラー
素材:1000デニール・リップストップ防水シート、ビニール、ナイロン
付属品:スタッフバッグ
カラー:グレー

L:14,500円+税 20ℓ 氷と350㎖缶18本
XL:17,500円+税 30ℓ 氷と350㎖缶24本
XXL:20,000円+税 40ℓ 氷と350㎖缶36本

      

クラシッククーラー
素材:ビニール、ナイロン
付属品:スタッフバッグ
カラー:ブルー

S:7,200円+税 10ℓ 氷と350㎖缶6〜8本
M:8,600円+税 15ℓ 氷と350㎖缶12本
L:10,000円+税 20ℓ 氷と350㎖缶18本

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