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変幻自在? これは最強のアウトドア用トートバッグかもしれない
2016.06.30 Thu
アウトドア目線でつくられた新しいトートバッグのブランド「スプーンフル(Spoonful)」がついに始動した。
トートバッグといえば、そのはじまりは、電気冷蔵庫が無かった時代、凍った湖から切り出した氷を運ぶための作業バッグだったとか。キャンバス地のしっかりとした生地で、広口のシンプルなバッグがベース。ワークアイテムとしても、ファッションアイテムとしてもバリエーションが増えつづけ、いまや広口でマチ付の手提げ袋を総じてトートバッグというようになった。
今回紹介するスプーンフルは、アウトドア目線でつくられた最強のトートバッグといっても過言ではない。というのもファスナーやボタンをつかって形状が変えられ、様々な形や大きさ、量の荷物を運べるというスグレもの。日本伝統の「風呂敷」にも通じる、変幻自在感が特徴だ。
サイズと仕様によって6種類のラインアップがあり、いちばんアウトドアで活躍しそうなのが#5 ザ ウェイト(The Weight)というタイプ。
一見、普通の大型トートに見えるが、両サイドにファスナーが施され、マチの折り返しはスナップボタンで止める仕様。ボタンの位置が2段階設定してあり、荷物によってマチの広さも変えられる。ちなみに、このタイプだとボトムの形状を約40cmの正方形にも変形できる。
さらに、ファスナーとボタンを全開にすれば長方形の1枚布に変化。幅の広いテーブルや薪運びにも使え、底側だけを開けば三脚やパドルなどの長モノを差し込んで運ぶことも可能。スケートボードと組み合わせればなんとキャリーバッグのようにもなり、まさにユーザーのアイデア次第で用途が広がるというユニークなアイテムなのだ。
お気付きの方もいるかもしれないが、同じモデルならサイドのファスナーを繋ぎ合わせて大きくすることができ、大量のキャンプ用品を車からテントサイトまで数人で一度に運ぶこともできるというわけだ。このアイデアは斬新!
個人的に気に入っているのは、内側についているボトルホルダー。面ファスナーで生地をボトルに巻き付けて固定するので、一升瓶だってがっちりホールドして運べてしまう。
もちろんこだわりは構造だけではない。長く使いつづけたくなる普遍的なデザインで、素材はパラフィン防水加工を施した国内製の8号帆布。しかも製造も日本人の手で国内生産。品質、耐久性は折り紙付き。使い込むほどに愛着が沸いてくること間違いなしである。
キャンプはもちろん、荷物が多くなるバックカントリーやカヤックツーリングにも使えそう。このトートバッグを手に入れたら、また仕事が手につかなくなってしまうんじゃないか……そんな心配までしてしまいそうだ。