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台湾土産グレーテストヒッツ。「台湾のステンレスの食器」が野外でいい感じだぞ!
2017.01.04 Wed
藤原祥弘 アウトドアライター、編集者
日本では新暦の1月1日をお祝いしますが、台湾では旧正月「春節」のほうをより尊びます。今年の春節は1月28日。このタイミング台湾旅行を企画している人も多いのではないでしょうか。
台湾に渡航予定のアウトドア好きにおすすめのお土産が、ステンレス製品。台湾ではステンレスの弁当箱や食器が街中の荒物屋で売られており、これがまた高品質で低価格!
普段使いとキャンプで試して、その性能に満足したものをご紹介します。
ヒットその1 ドカ弁1号 平皿を内蔵する円形の2段式弁当箱。その収納力はまさに「ドカ弁」(勝手に命名)。2人前の料理を楽々収めてしまいます。食べている最中も腹が減るような成長期のお子さん、体が資本なガテン系お父さん、家族でのピクニックにどうぞ。
ヒットその2 炊ける君 両端にストッパーを備えた小型弁当箱。弁当箱としては、成人男性にはちょっと物足りず、OLのお姉さんにちょうどいい大きさです。ストッパーはしっかり機能するものの、汁気を外に漏らさないほどの密閉性はありません。しかし、その真価は弁当箱としてではなく、炊飯でこそ発揮されます。そう、この炊ける君(これも勝手に命名)、炊いたお米を持ち運ぶだけでなく、出かけた先で炊飯もできてしまうのです! この絶妙にユルいストッパーが、ほどよく圧力を保持。角形の小さい箱で炊いたとは思えない銀シャリを炊き上げます。
ヒットその3 日式麺椀 台湾における「日式」とは日本流のこと。しかし私、このステンレスの日式麺椀が日本で使われているのを見たことがありません。お椀の形が日本式、ということなのでしょうか。日式麺椀のすごいところは、低価格なのにダブルウォールで、断熱性・保温性が高いこと。熱い汁物を入れても素手で持つことができ、内容物も冷めにくい。そして、サイズがたくさん用意されているので、スタッキングできる大きさを選んで組み合わせれば軽量でコンパクトに! 使ったあとはさっとウェットティッシュで拭えばきれいになります。
ヒットその4 鉄箸 韓国料理店などで使われるステンレスの箸は、台湾の屋台でも大活躍。10膳ワンセットで売られています。1膳ぶんの重さはほんの数グラムで、中空構造で先端には滑り止め加工。使ったあとは布巾やティッシュで拭えば、簡単に汚れが落ちます。
番外 腰砕けアイテム 上記のアイテムと一緒に売られているキッチン用品にも見所が。台湾では「日本製は品がいい」とまだ思ってもらえているようで、明らかに日本製ではないけれど、パッケージにひらがなを使ったものがあります。
そして「それっぽけりゃOK!」ということなのでしょう。なかには日本語が怪しいアイテムも……
「部屋は海の鮮がバイトを使った」
「多功能は缶切りを回転した」
「鍋の中のレト食品の取り出しに便利」
「火からおろレたり」
……野外での出番は少なそうですが、お土産としてはなかなか味わい深いアイテムたちです。
上で紹介したアイテムは、どれも100〜300元ほど(日本円にして、350円〜1000円程度でしょうか)。街中の日用品を扱うスーパーや、大型スーパーマーケットで簡単に手に入ります。
台湾のアウトドア用品店をのぞいても、食料品や書籍以外は日本とそれほど顔ぶれが変わりません。その代わり、スーパーには使えるものから笑えるものまで、野外料理に活躍するものが盛りだくさん!
自分や外遊び仲間への土産を探すなら、スーパーは外せませんよ!