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「登山中のカメラの悩み」携帯方法を考える。取り出しやすく、ブラブラしない『チェストストラップ固定方法』
2017.08.22 Tue
森 勝 低山小道具研究家
最近山でのミラーレス一眼カメラの携帯方法がコレ! テーブルトップ三脚とハンドストラップを取り付け、取り出しやすく、ブラブラしない『チェストストラップ固定方法』だ
きれいな花や景色を撮影しようと、カメラを持って登山に行くのだが、困るのが携帯方法だ。シンプルにカメラストラップで斜め掛けして行くと、撮影しやすいようにストラップを長めにするとブラブラと動き、短くすると取り出しにくい欠点がある。プロカメラマンは取り出しやすいようにカメラストラップを首に掛けているだけの方が多い。真似をしたが、首に負担がかかるのとブラブラと動くのが気になってしまう。
ボクが最近考えたカメラの携帯方法は
『ミニ三脚を取り付け、チェストストラップに通すだけ携帯方法』
三脚の種類に依存するが、これが意外としっかりと固定できるのだ。体を左右に振ろうと、前かがみになろうとブレない。しかもこの方法のもうひとつの良い所が、バックパックを下ろす時に地面にカメラを置けることだ(トップの写真)。地面にカメラを置きたくないのでバックパックの上に置いたりすると滑ってカメラを落とすことがある。この方法だとそれが回避できる。もちろん取り出しも楽だ。
この方法に合う三脚は、ゴリラポッド系のグニャグニャと自在に曲げられる三脚で、ゴム部分が多くピッタリと体にフィットさせることができる。ただしピッタリしすぎて取り出しが少し面倒になってしまうので、ボクは取り出しやすさと耐久性を重視し、三脚としても使いやすい写真のマンフロット製を使用している。写真では念のため落下防止として、ハンドストラップでバックパックと繋げている。
数泊する時は、この方法だと汗や雨が気になってしまうので、ショルダーストラップに連結できるPAAGO WORKSのスウィング Lを使っている。取り出しやすさは若干落ちるが、バッグに入れると水気はもちろん転んだ時にも安心だ。こちらは軽量で普段からカメラバッグとして使えるのが便利だ。
■■■おまけ■■■
登山中にカメラに多いトラブルが、レンズキャップなどの付属パーツの紛失ではないだろうか? ボクはレンズキャップとフラッシュを取り付ける部分のカバーにはベルクロテープを貼り付けている。レンズキャップを外した時はこの部分にペタリと貼り付けている、もしくはカメラバッグのベルクロ部分。カバーは金属パーツごとベルクロテープを貼り付けているのでまず無くさない。アイカップ部分も無くしたことがあるので強めの両面テープを細く貼り付け、取れないようにしている。