- 道具
登山時にカメラを好みの場所に取り付けるマウントシステムを使ってみた!
2018.05.28 Mon
森 勝 低山小道具研究家
登山中にミラーレスカメラで撮影していると、悩んでしまうのがカメラの携帯方法。数日移動するときには雨やホコリ対策としてフロントに取り付けられるカメラバッグが便利だけど、日帰り等のちょっとしたハイキングでは少し大げさ。かといってストラップで首や肩にかけると、サコッシュ等のフロントバッグと干渉して邪魔だったり、疲れて肩がこったりする。
そこで以前から気になっていた、バックパックのショルダーやウエストに取り付けられる、ピークデザイン(Peak Design)の『キャプチャーV3』という製品を購入したので紹介する。登山中でもよく見る商品なので気になっている方も多いのでは?
コレは正面のネジを使って、ショルダーハーネスやベルト、ストラップなどに挟んで固定させるカメラのマウントシステム。アルカスイス互換の専用クイックリリースプレートをカメラに取り付け、上からスライドさせるとガチャンと固定される。
定番のショルダーに取り付けてみると、取り出しはかなり楽だが、個人的には、やっぱり付け替えが面倒だし、片方の肩だけに負担がかかるのが馴れなかった。
いろいろと試した結果、バックパックには取り付けず、幅広のベルトに専用パッドの『プロパッド』で固定し、腰に取り付ける方法で落ち着いている。ベルトひとつ余分に持っていくことになるが、バックパックを変えても、取り替える面倒がなく、腰に重心があるためカメラが振られないメリットがある。バックパックのウエストハーネスとの干渉も思ったより少なかった。せっかくベルトをひとつ余分に付けているので、スマホを収納するポケットも取り付け、重要なアイテムを腰に装着できるようにしている。
実際にこの位置で使っているとデメリットもある。一番は横に飛び出しているのでカメラをぶつけてしまうこと。野外ではあまりぶつけないが、建物内に入ったときによくぶつける。これは馴れかもしれないが、若干取り出しにくいとも感じる。
カメラストラップのごちゃごちゃをちょっとでも整理したい人におすすめのアイテムだ。