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新型Apple Watchを登山で使う

2018.11.14 Wed

森 勝 低山小道具研究家

 以前から登山に低価格スマートウォッチを導入していた。手元で歩数計や移動距離、消費カロリーなどを確認でき、目標を設定していれば、達成した時に振動で知らせてくれるので、登山とはまた別の楽しみ方ができるようになった。もちろん歩いた情報はスマホに転送され一覧で見ることができる。「これならApple Watchもありだな!」と思い、Apple Watchシリーズ4を発表と同時に購入してみた。

 Apple Watchで、登山中に行なっていることに紹介すると、心拍数、カロリー消費、移動距離。低価格スマートウォッチとあまり変わっていないが、Apple Watchは心拍計の精度が高く、ワークアウトモードにすると常に心拍数をカウントするのでBPM120以上を維持し150以上になるとペースを落として歩くような、効率よく心肺機能を鍛えることができる。以前からスポーツ用時計には備わっている機能だが、使ってみると無理することが減り、気持ちよく歩くことができた。

 買ってみるまで理解できなかった3色サークルだ。3日も付けていると3つのサークルを埋めるのが楽しくなってきた。
 赤いサークルは一日の消費カロリーを表している。最初は300キロカロリーだったが、使っていくと個人に合った目標カロリーは自動で設定されるようだ。
 緑のサークルは早歩き以上の運動を連続させると埋まっていくエクササイズ時間。これを埋めるために、駅まで歩く時にも軽くランニングを取り入れたり、雨の日でも近くの神社の階段を登るようになった。
 内側の青いリングは1時間に一度運動を入れた時間。1時間パソコンの前に座っていると「立ちましょう」と通知されるので、立ち上がってその場足踏みを1分以上行う。昼寝していても通知が来るので1時間以上は昼寝できなくなった。早くも習慣になり、完全にApple Watchに操られている。
 10月11日から使い始めてサークルを閉じれなかったのは15日の1日だけ。まだこの頃はサークルを埋める楽しさがわかっていなかった。

 買う前から気になっていたのが、評判の悪い電池の持ちだ。実際にワークアウトモードを使うと2日間は持たないような印象だ。ただ最近はApple Watchの充電ドッグ内蔵のモバイルバッテリーが販売されていて一泊程度ならスマホの充電と合わせてこれで対応できている。

 新しいOSからワークアウトにハイキングモードが追加されたが、まだ登山専用ツールは少ない。純正MAPは表示されるので、山アプリのApple Watch対応に期待するしかない。山ではまだまだだが、購入してからパソコンの前で固まっている時間が減り、散歩も毎日欠かさず行うようになり、かなり体調がよくなった。体調管理にはとてもよくできたスマートウォッチだと思う。あとモバイルSuicaや音楽も入るのでスマホを見る回数が減るのもよい。

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