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ふだんからハンモック生活をしている男が語るこのハンモックのココがスゴイ!

2019.04.05 Fri

HAL パティシエスケーター

 2月にパシフィコ横浜にて行なわれていた「インタースタイル2019」。スノー、スケート、サーフィンとヨコ乗り業界の合同展示会なのだが、ここ数年、ライフスタイルのエリアにアウトドアゾーンなるものが充実してきている。そのなかで、以前、Akimamaでもインタビューでお世話になったUPI OUTDOORの寒川さんをお見掛けし、なにかいいものがないかと突撃取材してみた。

 焚き火カフェを運営なされている人なので、焚き火道具についてはプロフェッショナル。オススメの焚き火道具の新作があったのだが、私は焚き火が得意ではない。そこで今回は、新作のハンモックをオススメされた。

 グランドトランク(GRAND TRUNK)という、なんでも今年からUPIにて取り扱いがはじまった商品らしく、ちょうどブランドの創設者のJON NEFFも来日していてていねいに説明してくれた。

気さくなJONはいっぱい寝てくれと言わんばかりに、ドーゾーという覚えたての日本語でお客さんに話しかけていた。

 ハンモックというと、ザ・キャンプのアクティビティの定番といったイメージで、年数回お昼寝レベルでという印象だが、寒川さんは日常生活でもハンモックで就寝しているとのこと。なるほど、ハンモックのプロでもあったのですね。

 今回、紹介してくれたグランドトランクはアメリカはシカゴで生まれたブランド。ハンモックだけでなく、シェルターやトラベル用品、キャンプ用品などを扱う2001年創業の新しいブランドだ。そもそも、タイのバックパック旅へ行ったという創業者ふたりの経験からはじまったこのブランドのものづくりは、携帯性、操作性、機能性にすぐれた商品ラインナップになっている。

 ハンモック自体も携帯性を考えられていて、収納時は小さいペットボトルぐらいのサイズになる。重さもとても軽く、シングルで315g。そして、このハンモックのとくにスゴイところは使用時のサイズにある。広げると全長が335.3cmもあるというのだ。

 そんなに長さって重要なのかな? と素人なわたしは思ったが、それはハンモックの上での寝方に関係するという。ハンモックといえば、包まれて寝ている状態で腰がずっと曲がって大変じゃないのかな? と思ってしまう。ちょっとだけのお昼寝とかならば気持ちいいかもしれないが、一晩中何日間もとなると、疲れないのかなと……。
 
 だが、寒川さん曰くこの寝方にコツがある。まず、吊るしてあるものに対して平行に寝るのはNG、少し斜めか直角に寝て、頭、心臓、足が直線になれる位置になることが重要とのこと。並行だとずっと頭や足が高い位置になり、心臓に負担がかかる。なので、斜め。そして斜めになるには全長が長いほうが寝やすいとのことだった。なるほど、さすがプロ。

UPIの寒川さん。ふだんからハンモックを使ってよく眠っているというだけに、斜め寝の動作にも無理がない。人は快適さにこだわるものなんですね。
 ハンモックはただのお昼寝の道具と思われがちだが、もっといろいろな用途にも使えるとも提唱してくれた。ハンモックの前に机をおけば、すてきなイスに早変わり。テントをたたむときに、中身の荷物をここにおいて一時荷物置き場にするのもいいだろう。実際、Akimamaでも遠征時にはたいていみんなの荷物置き場として使われている。または、緊急時には負傷者を運ぶレスキューシートなんて使いかたもできる。キャンプ道具のひとつとしてだけではなくとも、車の片隅に入れておくだけでマルチに使える一品なのかもしれない。

もちろん木がない! なんて場所のための自立キットも販売されている。14.5gということなので、それほどの重さではない。車での移動であれば苦ではないだろう。

 こんなにハンモックを推してきたが、じつは私が気になった商品はこれではなかった。こちらのブランドがリリースしている、スリーピングピローだ。そう枕! 仕事柄、テント泊、寝袋で寝る日が年数日あるのだが、枕は大事だといつも思う。むかしは着替えやタオルを頭のところにおいていた。携帯性を考えて小さめのクッションなどを持って行ったりもしていたが、これもまた居心地がよくない。

 出会ったこの子は、まず触りごごちのよさ。そして抱きしめたときのふわっと感。ヒモを引っ張ると高さが変わり、二段階にもなる。これを枕にして、ハンモックで寝たら、ぜったいぐっすり寝れると確信できる気持ちよさだった。

枕は、右上の白地にティンバーの柄模様。枕に着目するあたりが、さすが女性ならではですね。と、寒川さんにお言葉をいただきました!

 グランドトランクの商品はUPI OUTDOORのサイトをチェック!!

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