冷たい雪、足にまとわりつくぬかるみ、肌を刺すような風。

　一年のなかでもっとも過酷な環境下で行なわれる冬のアクティビティに欠かせないのが、真っ先に冷え込む足を守ってくれるウィンターシューズ。だが時として、ウィンターシューズは重たく動きにくいうえに、シティユースのコーディネートがしにくいので活躍する回数が少ない、というネガティブなイメージをもたれることもあるだろう。

　そんなウィンターシューズの印象を覆すのが、フランス・アルプス山脈と共に歩み続けてきたサロモン（Salomon）から新たに発売された、冬用トレイルランニングシューズ「スーパークロスウィンター クライマサロモンウォータープルーフ」だ。

　大きな特徴は、ウィンターシューズなのにトレイルランニングシューズのもつ抜群の機動力を備えていること。

　機動力に欠かせないすぐれた柔軟性や軽量性を実現したのは、サロモン独自開発の防水メンブレンであるクライマサロモンウォータープルーフ（CLIMASALOMON™ WATERPROOF）という技術だ。メンブレンとは膜状の防水シートのことで、靴の表革といったアッパーと、内張の間に袋状で内蔵されている。サロモンが独自開発の防水メンブレンを採用した完全な防水性フルブーティであるこのシューズは、冬という過酷な環境下でもすぐれた耐候性を発揮する。

　アウトソールには、密着性の高いコンパウンドを使った深いシャープなラグを採用したマッド コンタグリップ（Mud Contagrip®）を使用。ぬかるんだ柔らかい表面や、硬い起伏のある表面でグリップ力を発揮し、雪道で足がとられることを防ぐことができる。また、センシフィット（THE SENSIFIT™ SYSTEM）が提供する抜群のホールド感は、ランニングにも適応だ。

　雪のなかでは気になる足の冷えも、心配無用。

　異物の混入もふせぐ防水ゲイターと、厚さ４㎜のEVAフォースの冬用ソックライナー（インソール／中敷き）でインサレーション機能を高め、足先をあたたかく保ち、雪の上でのアクテビティでも心地よく過ごすことができる。冬用の起毛インソールと相まって、保温力は申し分ない。　

　冬のアクテビティに対応するたしかな機能性だけではなく、山から街までシチュエーションに合わせてスタイリングしやすいシャープで、スタイリッシュなデザインも大きな魅力のひとつだ。

　雪道を軽快に走りたい人にも、冬の外出時に足の冷え対策を考えている人にとっても、活躍する機会が増える一足となるだろう。

左：メンズ

右：ウィメンズ

■サロモン／SUPERCROSS WINTER CLIMASALOMON™ WATERPROOF（スーパークロスウィンター クライマサロモンウォータープルーフ）