キャンプやファミリーでの旅行など、なにかと荷物が多いお出かけ時に活躍するのが、ダッフルバッグ。もともと、船員や水兵が長期任務のときに私物をいれるバッグとしてつくられたというルーツもあり、大容量で耐久性が高く、アウトドアファンで愛用している人も多いだろう。

　一方で、大容量の大型バッグとなると、どうしても使用用途が限られるイメージもある。大容量ならではの悩みで、荷物をしっかり入れないとバッグ内で荷物が行ったり来たりしてしまうこと。たくさんの荷物を詰め込める分、小物系を探すときに手間取ったりすることだ。

　そんな大容量バッグの悩みを解決する機能的なダッフルバッグが、ヘリノックス（Helinox）からこの夏発売された「タクティカルフィールドダッフル60」。ソロキャンプギアであれば一式、ファミリーキャンプであれば家族分の着替えや、かさばるタオル、小物を悠々と収納できる。

　ヘリノックスは、世界のトップアウトドアブランドにテント用のポールを提供している軽量アルミテントポールのトップメーカー「DAC社」が、長年培った高い技術や製品開発力を基盤に立ち上げたブランド。とくに、どこにでも持ち運びのできる軽量さと携帯性を兼ね備えたチェアは、リビングからキャンプ場までシーンを選ばず幅広いユーザーに愛されている。

　今回、ダッフルバッグが仲間入りするのは、ミリタリーカラーが特徴的な「タクティカルサプライ」。タクティカルサプライにしかない機能を備えた製品もあり、スタイルと機能を両立させたラインナップだ。

「タクティカルフィールドダッフル60」の特徴は、大容量バッグの課題を解決するカスタム機能にある。容量の調整や、アクセサリの装着ができる。

　プルダウン式のコンプレッション付きで、荷物の容量によって７段階にバッグの大きさを調整可能。60ℓいっぱいに家族分の荷物を詰め込むことも、ソロの一泊旅行用の荷物だけをコンパクトに持っていくこともできる。

　バッグ側面にはデイジーチェーン付き。自前のアクセサリや、今後、順次発売されるストレージバッグをかんたんに取り付けられるので、よく使う小物をすぐ取り出せるように整理できて便利だろう。

　持ち手にも汎用性を高める工夫がある。長さの異なるハンドルが上部にふたつ。さらに両サイドにもハンドルが付いているので、重さや大きさによってバッグの持ち方を選べる仕様。クッション付きのショルダーストラップが付属しているので、ショルダーバッグとしても使える。

　カラーはミリタリーらしいシンプルなブラックとコヨーテの２種類。生地は摩擦強度が高いポリエステル600デニールなので、アウトドアに持っていくのにも安心の強度だ。

　シチュエーションによって連れていくバッグを選ぶのも、アウトドアの楽しみのひとつだが、お気に入りの逸品を、行き先によってどうカスタマイズして使おうか考えるのもおもしろいだろう。

■ヘリノックス／タクティカルフィールドダッフル60
サイズ：W36×D59.5×H35㎝
容量：60ℓ
重量：1,040g
素材：ポリエステル600D
価格：17.600円（税込）