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コロンビアのインターチェンジジャケットは、どのくらいの寒さなのかイメージできないフェスにうってつけ。
2024.12.20 Fri
菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ
12月になってやっと「平年並み」の気温の日が増えてきたけれど、今年は季節外れの暖かい日が多かった。暖かい秋を想定していたのか、11月に開催される野外フェスも増えてきている。過去に参加したことがある秋フェスにおいても、日中はどのくらい暖かくて夜はどのくらい冷え込んでいたのか、さっぱり忘れてしまっている。その秋フェスにどんな装備で参加したのかも忘れてしまっている。
インターチェンジ・システムが採用されたアイテムであれば、気温や天候の変化に対応できるだろう。そんな思いを持って、コロンビアの「オレルIIインターチェンジジャケット」を11月に行われた野外フェスで使ってみた。
コロンビアのインターチェンジ・システムは1984年のデビューだから、今年は40周年のメモリアルイヤーにあたる。アウタージャケットとインナージャケットとしても使えるミッドレイヤーをジッパーで着脱し、気候や天候に合わせて3ウェイの着こなしを可能にする「3-in-1」という発想を、初めてアウトドアウェアに取り入れたのがコロンビアだったという。
雲が多い1日だったけれど、この日の横浜の最高気温は20度近くまであがった。ノーカラーのミッドレイヤーのダウンのみ着用。700FPのダウンの中わたと熱反射保温機能「オムニヒートインフィニティ」が採用されていることもあって、日中は暑く感じるほどだった。夜になっても、このスタイルのままで寒さで凍えることなく過ごすことができた。
翌日は千葉の森で開催されている別のフェスへ。最高気温は前日の横浜より少し低く、風がやや強かったこともあって、日中はシェルのみ使用。レインジャケットを着ているような感覚だ。日が暮れた途端に冷え込んできたので、ミッドレイヤーをつけて対応した。シェルだけとも、ライナーだけとも、確実に数段レベルが違う暖かさが感じられた。着心地も予想以上に軽い。言葉にすると簡素な表現になってしまうけれど、内側からポカポカしてくる。これが熱反射の効果なのだろう。
車で行くキャンプインのフェスであれば、天候や気候のいろんなシチュエーションを想定して、装備を多めに持っていくことも容易だけど、今回のような1日の野外フェスに参加する場合には、3つの使い方がチョイスできるインターチェンジ・システムのアイテムはうってつけなのだろう。東京のアースガーデンや茨城の1フェスなど、野外フェスは1月も開催される。
オレルIIインターチェンジジャケット
British Tan/Black/Sedona Sage(3色展開)