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サングラスのオークリー本社がカッコよすぎて悶え死ねる件 その3 【受付のシートが戦闘機のあれ】

2013.03.17 Sun

滝沢守生(タキザー) よろず編集制作請負

 オークリー(OAKLEY)のデザインにはさまざまなエッセンスが詰め込まれている。

 宇宙船やロボットを思わせる、SF映画のような近未来感。最新技術を惜しげもなく投入する、探査基地や宇宙開発に通じるテクノロジー感。そして、高い技術を極限状態で安定して使える、軍用技術にも似た信頼感。こういったフレイバーを製品にいかしているブランドだからこそ、未来、テクノロジー、軍用といった男子のマインドをがんがんくすぐってくる、あの独特のにおいが沸き立ってくるのだ。

 ってわけでもないだろうけど。OAKLEYにやってきて受付を済ませると、そちらにかけてお待ちください、になるわけだが。そのイスが、もう男子であればガチーンとテンション上がりまくり。なんと機種は不明だけどどうやら戦闘機の座席。しかもパイロットが座る射出シートなのだ!

 ちなみに、筆者はこの4脚すべてに座ったことがある。それこそ震える思いでうっとりしつつ、かなりの緊張感と喜びをもって腰を下ろしたことがある。で、正直に言えば、座り心地は決して良くはない。なにしろ余分なモノがはぎ取ってあるため、クッション性はゼロ。しかもあちこちに金具やらパーツやらが残されているため、いろいろ身体に当たって痛い。が、ここに座って射出用のレバーをカチャカチャ操作しながらホール全体を眺める。OAKLEYファンにとっては、まさに至福にして至高。これがOAKLEYかと神髄に触れた心地に浸り、得も言われぬ重厚感に包まれて、さながら本殿参拝の気分になれるのだ。

 残念ながらこのシート、一応は社用で訪れた人に用意されているもの。OAKLEY本社に行けば座れる、というわけではないことはご承知いただきたい。

滝沢守生(タキザー) よろず編集制作請負

本サイト『Akimama』の配信をはじめ、野外イベントの運営制作を行なう「キャンプよろず相談所」を主宰する株式会社ヨンロクニ代表。学生時代より長年にわたり、国内外で登山活動を展開し、その後、専門出版社である山と溪谷社に入社。『山と溪谷』『Outdoor』『Rock & Snow』などの雑誌や書籍編集に携わった後、独立し、現在に至る。日本山岳会会員。コンサベーション・アライアンス・ジャパン事務局長。

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