- 道具
やさしく強くいつまでも。毎日と遊びに寄り添う浜松発のトートバッグ
2014.11.27 Thu
「Kukri(ククリ)」という言葉を聞いて、ネパールのグルカ族が戦いで用いる短剣を思い描く人はなかなかマニアな人でしょう。
今回ご紹介するのは、同じKukriでも、静岡県・浜松市を拠点にデザイナーAki Ueki氏が手がけるドメスティックブランド。Ueki氏が自身のライフスタイルから得たアイデアなどを元に、バッグをはじめとして、財布やアパレル、帽子といったオリジナルアイテムが1年を通じてリリースされています。
なかでも、Akimama的に“そそる”のは、「タウンユースとアウトドアの"クロスオーバー・デザイニング"」というコンセプト。
素材は、国内でヘンプとコットンの丈夫な混紡生地を染めたものを採用し、裏地は防水性を高めるためにPVCコーティング。この生地をメインに、革パーツで補強したり、ナイロン地などで強化したり……と、街だけでなく、外遊びへも連れ出したくなるデザインになっています。
主力アイテムのひとつである大型の「Shoulder Tote Bag」は、手持ちのハンドル以外に、自転車やハイキングなど両手を自由に使うためのショルダーベルト付き。ボトムには、防弾チョッキの表面素材として開発された高密度素材2520デニール・ナイロンをあて、置き場所に頭を悩ませないタフな仕上がりに。また底部にはクッション性の高いウレタンパッドを内蔵したことで、トートでもデリケートなノートPCが気軽に持ち運びできるようになりました。
「ナチュラルな風合いに、強度をプラスしたハイブリッド・クオリティをめざしています。“天然素材のやさしさ、タフさ、長く使えて愛着が増す” が主なコンセプト。ポケットディティールにもこだわり、財布やモバイルツール、鍵などの小物がその人の使い方に合わせて、スマートに収まるようにイメージしました。日常で使うパーソナルサバイバルギアとしてそばに置いてもらえればうれしいですね」
ネパールの「Kukri」は戦闘用であると同時に、日常でも活躍の場が多いナイフなんだそう。そんなふうに、フィールド、街、旅行先……とさまざまなシーンで変わらず使い続けられる身近な道具に……というバッグへの思いを、このブランド名に込めたとUeki氏は語ってくれました。
一部のパーツなどを除き、すべてのアイテムは企画・生産を日本で行い、メイドインジャパンにこだわって腕利きの職人が国内で仕上げる絶対的なクオリティを意識。浜松市の外れにある築80年の古民家を用いたショールームでは、サンプルを手にそんなUekiさんの物作りへのこだわりを聞くことができます。
「お客さまに“じっくり、ゆっくり”手にとって選んでいただくため、完全予約制でお願いしています。遊びに来るお気持ちで、ぜひ気軽に足を運んでみてください。愛着のわく物作りを続けていきたいと思っています」
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Kukriショールーム&ショップ
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