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ネイチャークラフト作家・長野修平さんが愛用するジャングルモックの魅力とは?

2016.04.15 Fri

MERRELLユーザーインタビュー
第1回/長野修平さん

山にある自然素材や古材を使って、様々な暮らしの道具を作っているネイチャークラフト作家の長野修平さん。アウトドア雑誌に連載を持つなど、「アウトドアの達人」として知られているけれど、アウトドアのデビューは、実は意外に遅かったという。

●森で見つけた自分の道。

「サラリーマン時代に、京都の出張に行った際に仕事が早く終わったので、そのまま帰るのがもったいないので、いろんなお寺を散策したんですね。あるお寺でドングリがバーッと一面に落ちていたんです。郷愁なのか、なんか不思議な気分になって。手に取ったら、ドングリの表情や形がひとつひとつ違っている。スーツのポケットにいっぱい入れて、持ち帰ったんですね。しばらく家に置いていたんですけど、ドングリが木にぶら下がっているイメージを人に伝えたいと思って、首飾りを作ったんです。水曜が私服デイでしたから、Tシャツに自分の作った首飾りを付けて会社に行った。そしたら、『どこで買ったの?』なんて聞かれて。『いいなぁ』なんて言われるとうれしくなって、作ってあげたりしていたんです」

「自分たちで使うものは作りたい。なんでも作りたいと思ってしまう」と長野さん。お子さんが小さな頃に使っていたスプーンも、長野さんのお手製のもの

 その時、長野さんは20代後半。時代はバブルだったけれど、長野さんは自然素材で作ることに惹かれ、野外へ出かけることが多くなっていった。そしてキャンプ道具を揃え、友人たちとキャンプへ。

「ネイチャークラフトを立ち上げた頃に、はじめてキャンプをしたんです。だから29歳か30歳だったと思います。それまでは寝袋で寝たこともなかったですから(笑)。春にキャンプへ行ったら、山菜を採って料理をするのが当たり前だと思っていたんです。そしたら仲間が『それ、何?』なんて聞くんです。もしかしたら、これって自分にしかできないことかなって。自分のやることに、目の前にいる人が喜んでくれる。その感覚がすごくうれしくて、自分の進む道がそっちかなって見えてきたんです」

 北海道の長野さんの実家は、山菜料理屋を営んでいた。小さな頃から、山菜を求めて藪に入っていくことは遊びのひとつであり、山菜料理も「当たり前」のことだった。けれどその当たり前のことが、都市で生活する人たちにとっては特別なことであり、羨ましいことだった。

2000年にはじめた田舎暮らし。しばらく借家住まいだったが、気に入った土地の購入を機会に、3年ほど前に引っ越してきた。「地に足を付けた暮らしがはじまりました」と長野さん


●ジャングルモック3足を日々の暮らしで使い分ける。

 ネイチャークラフトを作り、自然を題材にしたワークショップなどを生業とするようになった長野さんは、2000年に田舎暮らしをはじめた。MERRELLのジャングルモックに出会ったのは、ちょうどその頃だったという。

「僕は土間がある暮らしだから、靴の脱ぎ履きが多い生活なんです。だから脱ぎ履きしやすいというのが大前提にあって、紐靴は苦手。紐靴じゃなくて、脱ぎ履きしやすくてホールド感もある靴。最初に見つけた時から、『これだ!』という感じですよ。15年以上、何足も履いているけれど、これ以上のものが出てこないんです(笑)。無個性の個性っていうのかな。ジャングルモックはずっと変わらない。ある意味、偉いと思うんです。僕のような年齢になると、同じモノをずっと持っていたい。変わらないでいてほしい。ファッションを考えることが苦手になるというか、自分の定番が決まってくるんです。帽子でも被るって決めちゃったらそれで通す。自分に一番フィットするものに出会ったら、それだけを着ていれば満足。ジャングルモックは、僕にとって一番の万能選手なんです」

 現在でも3足を使い分けているという長野さん。古い一足はスリッパ代わり、新しい一足は「ちゃんとした場所」に履いていくお出かけ用、そして中間の一足が作業などをしている時に履く日常用。「3足ないと、日々の暮らしの中でうまく回していけない」と笑いながら、歴代のジャングルモックを見せてくれた。


長野さんご自身が長く愛用するだけではなく、ご家族もそろってジャングルモックのファン。長野さんは、3足をシチュエーションに合わせて使い分けている

「今の僕のメインテーマが『リユース』になってきているんです。作ったら、責任を持って最後まで見届ける。使えそうな素材は捨てないでリユースする。リサイクルに出すのもいいんですけど、リサイクルって結局はそれを集めるためにコストがかかったり、再資源化するために化石燃料を使ったりしている。自分でリユースすれば、それもいらないじゃないですか。例えばジャングルモックを履きつぶしても捨てない。モックの一部分をパッチにして、工具の角に貼ったりするかもしれない。なんかに使えないかと思ってしまうんですね。だからこそ、革の質もいいジャングルモックは、僕にはとても大切な捨てられない相棒なんです」

 今日も、作業場で、森や林の中で、焚き火の前で、ジャングルモックが長野さんの足を守っている。


雑木林だった場所を開墾して、自分の場所として暮らしている。取材した3月は、庭には数々の山菜が芽を出していた

 

■長野修平さんが考える、ジャングルモックの魅力と快適さとは

長野さんのお話にもあったように、ジャングルモックは気軽に履けて心地よい。それはなぜかと調べてみたら、ちゃんと理由がありました。

 

だから快適! ジャングルモック、5つのポイント

1. 靴ひものないスリッポンタイプだから脱ぎ履きが簡単
 甲の両側にスリットを入れて、ストレッチ素材をレイアウト。脱ぎ履きが簡単で、履いてしまえばしっかりと足になじむ。この手軽さこそ、ジャングルモック最大の特徴です。
するっと履ける手軽さに加えて、かかと部分には指を引っかけられるループを設けました。ちょっと支えるだけでスッと足が入る。小さな工夫が、素足でも滑りのいい履き心地をかなえます

 

2. 足になじむピッグスキンアッパー
 アッパーには革なじみがよく、使い込むほどに風合いが増すピッグスキンを使用。革なので、藪の小枝や岩のひっかきからも足を守ってくれます。
カラフルなスウェードレザーを使っているのは、日本限定カラーのジャングルモック。左から、ブリック、フレンチネイビー、レッドブリックの3色。サイズ展開、価格などはスタンダードなジャングルモックと同じです

 

3. しっかり足を支えるアウトソール
 デザイン上の大きな特徴となっているアウトソールは、サイドまで回り込んで足を支える安定性重視の設計。泥ヌケが良く、悪路に強い独自のソールパターンを採用した「M SELECT GRIP アウトソール」を採りいれています。加えて、足のアーチをしっかりサポートするナイロンシャンクと、かかと部分にはMERRELL エアークッションを搭載。衝撃吸収力もなかなかのものです。

  • アウトドアでの確実なグリップ感とスムースな歩き心地をめざして、ラグの深さは3mmに設定

  • ジャングルモックの大きなデザインアクセントになっているアウトソール。土踏まずのサイドにまで回りこませることで、歩きやすさと足の保護力アップに貢献しています

 

4. 快適さに直結するフットベッド
 まるで高級ソファーのような感触です。足を入れた瞬間「気持ちいい!」と感じるのは、適度な柔らかさを持ったフットベッドのおかげ。オーソライトの働きによって、長期間使用の不快感も低減しました。

徹底してこだわったのは、このフッドベッドのセッティング。なにしろ「ベッド」と名付けているくらいですから。固すぎず、柔らかすぎず。身体が直接触れている部分だからおろそかにはできないとして、じっくり時間をかけました。その甲斐あってジャングルモックは発売から18年経ってもなお、世界中で愛されています

 

5. 走れる、歩ける、適度なフィット感
 簡単に脱ぎ履きできるのに、走っても違和感のない抜群のフィット感。ライトなハイキングならジャングルモックで、という人がいるのも納得です。リラックスと必要なフィット感をバランスさせました。実はこの点こそ、ジャングルモックが愛される最大のポイントなんです。

 

 こんなジャングルモックだから、快適なのも納得! さらに詳しい情報は、MERRELLのホームページまでどうぞ。

■ジャングルモック
サイズ:男性用 25cm〜28cm(5mm刻み)、29cm、30cm
女性用 22.5cm〜25cm(5mm刻み)
カラー:ガンスモーク、ピューター、トープ、ミッドナイト、ブリック、フレンチネイビー
価格:11,880円(税込)

MERRELL公式サイト
http://www.merrell.jp

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