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暖かく、濡れに強く、動きやすい。MOUNTAIN HARDWEARのダウンジャケットは撥水&全面ストレッチ!
2016.09.16 Fri
林 拓郎 アウトドアライター、フォトグラファー、編集者
これはもう、全方位的に弱点なしのダウンジャケットではないでしょうか?
コンパクトに収納できて暖かい。ダウンジャケットの優位性は誰もが認めるところです。けれどダウンには、濡れると保温性を発揮しにくくなります。さらに通常のダウンジャケットは縫い目だらけ。この縫い目がじゃまをして、クライミングのように動きの多いシーンではつっぱり感を伴ってしまうこともありました。濡れとつっぱり感。実はこのふたつが、ダウンジャケットのウィークポイントでした。
MOUNTAIN HARDWEARは、これらの弱点を「ストレッチ素材」と「溶着」、そして「撥水ダウン」で解決しました。この冬発売されるのは、ジャケット全面にストレッチ素材を使った「StretchDown(ストレッチダウン)」です。
こうして見ると、外見はいたってノーマル。けれど革新的なディテールを積み重ねることで、これまでの弱点を見事にカバーする夢のようなダウンジャケットが誕生しました
この「StretchDown」には大きく4つの特徴が与えられています。
1. 全面ストレッチと溶着構造
表地には全方向に伸縮するストレッチ素材を採用。しかし伸縮性のない縫い糸を使っていては、せっかくのストレッチ性を十分に発揮することはできません。そこで縫い目を撤廃して溶着構造を採用。生地の伸縮性をそのまま活かすことで、ダウンジャケットでは実現が難しかったストレッチ性を実現しました。しかも、背中はもちろん肩もひじも、全身が全面的にストレッチするというから驚きです。
2. コールドスポットとダウン抜けを軽減
冷気の侵入口となる縫い目を廃したことで、保温性も向上。また縫い穴からのダウン抜けも防止しています。
3. 750FPの撥水ダウン
使用しているのは水濡れに強い撥水ダウン。雨や雪にも強く、汗によるロフトの低下も防ぎます。しかも750FPという、必要にして十分なフカフカ具合です。
4. RDS認定ダウン
倫理的に正しい方法で採取されたダウンのみを使用。動物虐待につながる行為は介在していません。
- ダウンジャケットの表地がここまで自由に伸びるなんて! これならクライミングだけでなく、いろいろなアクティビティでダウンの心地よさに包まれることができます
- 横に真っ直ぐ走っているのが溶着箇所。縫い目がないのでストレッチのじゃまにならず、冷気が侵入せず、ダウン抜けが少なく、雨や雪に対しても安心感を高めています
男性用。上段/StretchDown Plus Hooded Jacket カラー(左から):ブラック、ハードウェアネイビー、サンダーヘッドグレー サイズ:S〜L 価格:42000円+税
下段/StretchDown Plus Jacket カラー(左から):ブラック、フォレスト、クラウドバースト、サンダーヘッドグレー サイズ:S〜L 価格:34000円+税
女性用。上段/StretchDown Plus Hooded Jacket カラー(左から):ブラック、インディゴブルー、パープルプラム サイズ:XS〜M 価格:42000円+税
下段/StretchDown Plus Jacket カラー(左から):ストーングリーン、パープルプラム、スカーレットレッド、スプルース サイズ:XS〜M 価格:34000円+税
ダウンジャケットといえば冬の定番。けれどアウトドア好きなら秋のキャンプや早春のバックカントリースキー、初夏の高山帯トレッキングなど、真夏の低地以外は常に用意していたい保温着です。それがストレッチして、濡れにも強い。ホント、弱点克服の朗報。それでいて、このお値段は嬉しい! コストパフォーマンスはかなり高い、と言い切ってしまって問題ないでしょう。
製品についての詳細はこちらまで。
MOUNTAIN HARDWEAR
http://www.mountainhardwear.jp