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ピークパフォーマンスのスキーウェア[マルーンジャケット]がロングセラーを続ける理由を検証してきました
2017.01.17 Tue
滝沢守生(タキザー) よろず編集制作請負
アウトドア的にはようやく冬らしい寒さがやってきて、雪の少なかった各地のスキー場もこれでひと安心。雪を探し、めがけてやってこなくても、これからはスキー場選びにも迷うことなく、全全全開で、1からスキーでもはじめてみようかという気分にもなります。
そこでまず欲しくなるのがウェアです。特にゲレンデデビューともなれば、何を着て行こうか、どんなウェアがいいのか、楽しみでもあり、悩んでしまうところ。ゲレンデではバックカントリーや冬山登山に求められるような、ハイスペックな素材や機能よりも、デザインや着心地、それに値段など、ファッション性を優先する人が多いのではないでしょうか。とはいえ、そこは雪山です。ひとたび天気が悪くなれば、カワイイやオシャレだけでは太刀打ちできません。シンプルでスッキリしたシルエットで飽きのこないデザイン。カラーバリエーションが全部で6種類と豊富。女性用には、より細身なデザインのAnima Jacket/Pants[アニマジャケット/パンツ]が用意されている。こちらは7色展開。
そこで今回、スキーウェアの中でも長年にわたりロングセラーを続けるPeakPerformance[ピークパフォーマンス]のMaroon Jacket[マルーンジャケット]とMaroon Pants[マルーンパンツ]を実際に着用して、その人気の秘密を家族総出で検証してきました。北欧スウェーデンを代表する、プレミアアウトドアブランドらしい洗練されたデザインと、必要最低限かつ細かな機能は、スノーフィールドで鍛え抜かれた経験に裏打ちされた名品ともいえ、そういう意味ではとてもバランスのとれたスキーウェアです。
ゲレンデで見ていると、ウェアの着こなしからだいたいその人の腕前がわかるものですが、このシンプルでスタイリッシュなデザインは、着る人を選ばないばかりか、立っているだけでもプロっぽさが漂います(まずは見かけだけでも……)。
伸縮性のあるストレッチ素材HIPE CORE+2-WAYを使用。十分な耐水性と透湿性もあるので、動きやすく滑っていても気持ちが良い。
これまでスキーウェアといえば、いつも登山用のジャケットとパンツを使っていました。登山用のウェアは細かな体温調節ができるレイヤードが基本です。防水透湿性の高いアウターの下には、何層もの衣類をその日の天候や行動に合わせ考え、重ね着しなくてはなりません。しかし、ゲレンデでは、バックカントリーや登山のように細かな体温調節はそこまで必要ありません。今回のように家族とスキーに来ているときなら、ガンガン滑るというわけではないので、保温性の高いインサレーション(中綿)が入った軽いジャケットとパンツは、じつに快適でした。
着脱可能なフードはかなりゆったりと作られていて中綿が薄く入っているので保温性と防風性も高い。頭部にドローコードでフィットさせられる。パンツにはインナーゲイターも装着。ジャケットにはスノースカートもあるのでオフピステにも攻めていける。袖口にはサムホールがあるので袖からの冷気や雪の侵入を防ぐ。脇の下にはメッシュベンチレーションがあり、ゴンドラの中での休憩時には内にこもった熱気を外に排出できる。胸ポケットには着脱可能なゴーグル拭きがあって、レンズやスマホを拭くのに、これがとても便利。長めのサスペンダーは着脱も可能でジャケットを脱がなくてもパンツが脱げる。
思い切ってジャケットの下は、かなり薄着にしたのですが、これが大正解。暖房の効いたレストハウスでは、ジャケット1枚をパッと脱ぎ、外に出るときはまたそれを着るだけ。もちろん細部を見てみれば、袖口のサムホールや脇の下のベンチレーション、着脱可能な深めのフードと、素材感や絶妙な位置や大きさなど、発売以来ロングセラーを続ける正統派スキーウェアと言われる理由もうなずけます。子どもたちが着ているのはISBJÖRN[イスビョン]のFREERIDE SKI JACKET/PANTS[フリーライドスキージャケット/パンツ]とPENGUIN WINTER JUMPSUIT[ペンギンウインタージャンプスーツ]。サイズ展開も豊富で、成長に合わせて内側が3cm伸ばせる仕様になっている。リフレクターやRECCOまで装備され安全面も強化。
また今回は、自分のウェアだけでなく、家族のウェアも用意してもらったので、新しくて、可愛いいウェアにママも子どもたちも大よろこび。とくに子どものスキー服選びは、これまたなかなか難しく、寒さのことやサイズのこと、脱ぎ着のしやすさなど、大人がちゃんと考えてあげなくてはいけないことがたくさんあります。その点、同じ北欧の子どものためのアウトドアウェアブランドのISBJÖRN[イスビョン]のスキーウェアは完璧です。とくに小学校1年になる長男に着せたPENGUIN WINTER JUMPSUITは、中綿入りでとても暖かく、つなぎになっているので、後先考えず、子犬のようにゲレンデを転げまわっても中に雪が入ってきません。子どももだいぶ気に入ったようで、宿に帰ってきてからも脱ごうとしなかったほど。これは本当にオススメです。
ウインタースポーツの伝統が息づく北欧のアウトドアブランドのスキーウェアは、エクストリームなコンディションからゲレンデでのファミリースキーまで、さまざまな使用条件や各人のスキルに合わせたラインナップが充実しています。いいものは袖を通しただけでもわかるものです。ぜひ一度、試しに着てみてはいかがでしょう? 着ただけで、なんだか、ちょっとうまくなったような気がします。
PeakPerformanceは、長野県白馬村にて開催されていた〈Freeride Hakuba〉大会のクロージングスポンサーとなったのにあわせ、八方尾根スキー場にてPeakPerformanceの期間限定ショップを1月21日まで展開。ショップでは「SKI Wear “TRY ON CAMPAIGN”」と題したスキーウェアの無料貸し出しサービスを実施しています。
【ギアレビュー取材協力:RCTジャパン】
Maroon Jacket[マルーンジャケット]価格:51,840円 素材:HIPE CORE+2-WAY 中綿:pinneco 質量:1100gr/pcs サイズ:S〜XL カラー:6色。中綿に軽くて暖かいpinneco社の新しい高機能インサレーション素材を使っているので保温性と快適性を両立。外側から見えない細かな機能は、アウトドアブランドとしてタフな環境での使用を想定したパーフェクトな作り。Maroon Pants[マルーンパンツ]価格:45,360円 素材:HIPE CORE+2-WAY 中綿:pinneco 質量:890gr/pcs サイズ:S〜XL カラー:7色。動きやすく暖かいストレッチ素材とインサレーションに加え、脚部は立体裁断となっていて、運動性能はかなり高い。サスペンダーは着脱可能でベルトが長くて便利。
■PeakPerformance期間限定ショップ
期間: 2017年1月2日(月)~1月21日(土)
場所: 八方尾根スキー場 名木山ゲレンデ スキースクール横
キャンペーン:SKI Wear “TRY ON CAMPAIGN”
(SNS投稿など条件を満たした方に、PeakPerformanceのスキーウェアを無料貸出中)
詳しくは以下ピークパフォーマンスのHPへ
http://peakperformance.jp/