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猛暑続きの日本。夏フェスでコロンビアのオムニフリーズゼロを試してみた。
2024.08.05 Mon
菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ
7月の全国の平均気温は、7月としては気象庁が統計を取り始めた1898年以降、もっとも高くなったという。最高気温が35度を超える酷暑は当たり前で、40度を超えることも珍しくない。去年も同じようなニュースがあったから、今年が特別に暑いわけではない。そんな激暑の日本にあって、野外で長い時間を遊ぶことになる夏フェスでは、暑さ対策も大切になってくる。
野外にいるときの暑さ対策として、半袖&ショートパンツではなく、長袖&ロングパンツが適していると言われている。そこで夏の日差しが眩しい夏フェスで、コロンビアの「オムニフリーズゼロ」と吸湿速乾機能「オムニウィック」を搭載したロングスリーブシャツを試してみた。「オムニフリーズゼロ」とは、汗が裏地に施された冷却材プリントに反応するとともに生地全体の温度をさげ、冷却効果を高める機能を持ったコロンビア独自のI冷却機能だ。
まず印象に残ったのが、さらりとした着心地。涼しいかどうかという以前に、肌にべたつくような感覚はない。これは暑い日にありがたい。次に感じたのが、風が吹くと涼しさを感じられること。Tシャツを着た上にシャツを着ていたからだろうけど、特に腕の部分でそれを感じた。風の温度が「オムニフリーズゼロ」を通すことで若干下がるというか。
バックパックを背負っているから背中に汗をかいていたけれど、いくぶん涼しくなったような気がした。それよりも、長袖によって日焼けを防ぐこと、そして長く着ていても変わらないドライな着心地こそ、夏フェスのアイテムとしては適している。
基本的なスタンスとして、フェスなどの音楽の場ではお気に入りのTシャツで過ごしたい。この日はこんなアーティストがいるからこのTシャツにする。それもフェスの楽しみのひとつだ。ただ音楽を楽しむためにはそれなりの対応も必要で、暑過ぎるタフな環境の夏フェスであれば、吸湿速乾機能を持った長袖シャツという選択肢もあってしかるべきだ。レインウェアや帽子に加えて、そんなシャツも夏フェスの必携アイテムにラインナップしていくのが正解なのだろう。