- フェス
ワカルーサレポ。アメリカ人は楽しむ術を知っている。
2013.06.10 Mon
菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ
アメリカのフェスと日本のフェス。「大きな違いは何?」とよく聞かれる。野外で音楽を中心としたコンテンツを、参加者みんなで楽しむ。この底辺に流れているものは、まったく変わらない。けれど、何かが違う…。
アメリカのフェスで、いつもうらやましく思うのは、みんなが笑顔でいること。そしてみんなの参加している意識が強いということ。日本のフェスラバーも、「参加」する意識は高くなっているけれど、自分ができることを実践しているという人は、まだ少ない。
ワカルーサで出逢ったPHOTOBOOTH。いわゆる「写真屋」さん。写真を撮って、それをPHOTOBOOTHのFacebookにアップする。撮ってもらった人は、そのページを見て、フェスの楽しさを再確認する。もちろん、自分たちで撮った写真を見るのも楽しいけれど、他の人撮ってくれたものが、Facebookの別ページに上がっていると、また感慨が違うというものだ。自分たちの写真だけではなく、他にどんな人が撮られているのかを見るのも、また楽しい。
このPHOTOBOOTH。オーガナイザーは用意したコンテンツではない。参加するファンが、「自分にできること」を考え、フェスの現場で実行しているだけ。この自分ができることを実行するスタンスが、アメリカのフェスの大きな魅力に繋がっている。
機材もおもしろいでしょ。数十年前に修学旅行で撮ってもらった大判カメラの現代版みたいな感じがする。
こんなコンテンツ、日本でもやる人が現れないかな〜。
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