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【緊急ニュース】今週末のフジロック、苗場は雨予報! 装備の見直しをいま一度
2013.07.22 Mon
ご存知のとおり、フジロック会場となる苗場スキー場は、長野県・新潟県・群馬県にまたがる山間部にあり、7月の降水量は梅雨時期の東京の降水量よりも多いという202mm。フジロックは、雨と切っても切れないフェスティバルなのですが、昨年のフジロックは奇跡の3日間と言われ、2007年ぶりにほぼ雨の影響を受けない開催でした。
ところがどっこい、自然の神様はそう甘くありません。週間天気予報で、今年の会期7月26日・27日・28日は、残念ながら50%前後の雨が予想されています(ウェザーニューズ 7月22日13時調べ)。そこで、今回は緊急ニュースとして、出発直前に見直しておきたい雨対策をアップします。
めげないで! しっかりした対策があれば、難なく乗り切れます。photo=宇宙大使☆スター
1、ビーサン、スニーカーは控えるべき
フジロック会場の足元は、エリアによって大きく変化します。アスファルトや芝地、ジャリ道、木道(ボートウォーク)……などまさにさまざま。なかでもグリーンステージ前の芝地や、ヘブン前、オレンジコートからカフェドパリへの通路などは、雨が続くと人の往来でとくにぬかるみ化するエリア。ビーサンの鼻緒が切れたり、スニーカーが泥にもぎ取られてしまったり……と、足元トラブルが続出します。
そんな雨天で最強は、やはりレインブーツ。水たまりからぬかるみまで足元の不快を一掃します。セレクトの際は、広大な会場を歩き回るため、なるべく「歩くこと」を考えて作られたアウトドア仕様のものがよいです(これホント!)。移動距離が長い人は、山道のために作られた完全防水のトレッキングシューズが威力を発揮。もしサンダルにこだわるなら、かかとやつま先を覆い、脱げづらく歩きやすいアウトドアサンダルを奮発して購入してみましょう。
2、最強は、上下セパレートのレインウェア
足元と同じくらい大切なのが、レインウェア。300円程度のビニール合羽は濡れるとペッタリと肌に張り付き、内部はムレムレ。不快極まりない状態になります。ここはがんばって少々財布のヒモを緩め、防水性と透湿性に優れるモノをセレクト。どしゃ降りではジャケットとパンツの上下に分かれたタイプが最強です。羽織るタイプの気軽なポンチョでも、万一の豪雨に備えてレインパンツも合わせて用意すると安心です。丈は、ヒザくらいまですっぽり隠れるモノを。長いスカートなど、ヒラヒラした服は濡れることを覚悟しましょう。
3、絶対に濡らしたくないものは防水バッグへ
上記で身なりは完璧に整いましたね。あとは持ち物。会場では完全防水のカバンを用意するのがもちろんベストですが、中身だけを守る方法がお手軽。アウトドアショップで売られている防水の収納バッグに、着替えやタオル、携帯など絶対に濡らしたくないものを入れておきます。テントから離れる際も同様に、万一の荒天に備えて寝袋や着替えを大きなスタッフバッグへ。最悪、ジップロック等の密閉袋や、大きなゴミ袋でも代用できます(破れやすいので、二重で!)。
4、テントまわりは整えて出発を
ときにフジロックでは、午後にゲリラ豪雨や突風のような荒天に見舞われることも。そんなとき、主が消えたキャンプサイトではテントが吹っ飛び、ポールが折れ、内部に雨が侵入するようなヒサンなトラブルが勃発します。会場に向かう前に、かならずテントの張り綱をピンと張り直し、ペグの緩みがないかを確認。3番の防水対策をし、入り口のジッパーもしっかりと閉めることもお忘れなく!
適当にテントの設営を行った場合、こうなることも。また安価なテントは風や雨にもとても弱い。
以上が、雨天時の基本テクニックです。
どうか、予報がかわり、晴れ間が臨める天気になりますように。Akimama編集部も取材で現地に入ります!
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掲載アイテム例情報;
<フットウェア>
レインブーツ:ハンター/オリジナルツアー
トレッキングシューズ:メレル/モアブミッドゴア
サンダル:キーン/ニューポート H2
会場内にいくつかぬかるみがひどいエリアが。レインブーツ、トレッキングシューズ、アウトドアサンダルが三種の神器。
<レインウェア>
レインウェア:コロンビア/ウィメンズエメラルドテラインIIレインスーツ
ポンチョ:kiu/レインポンチョ
レインウェアは、本格的な雨のときはやはり上下セパレートが便利。ポンチョは長めのレインブーツやレインパンツとの併用も考えて
<防水バッグ>
左:アウトドアリサーチ/グラフィックドライサック
右:アウトドアリサーチ/ウルトラライトドライサック
バッグの中身を濡らさない工夫を。縫い目も防水処理された完全防水の収納バッグ。