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「死なない程度に大自然のパワーを満喫」せよ! 今年も「しばれフェスティバル」が開催!
2014.01.29 Wed
藤原祥弘 アウトドアライター、編集者
北海道の中心部からやや北西よりに位置する陸別町。夏の最高気温は35℃前後と本州並みの気候だが、厳冬期の最低気温はなんと-33℃! その寒暖の差は70℃近い。夏は酷暑、冬は極寒。「峻烈な四季のまち」という町のキャッチコピーは大げさなものではない。
そんな日本一寒い町で厳冬期に行なわれるのが「しばれフェスティバル」。イベントの目玉はもちろん、寒さ。2月1日、2日の2日間にわたって、陸別の寒さを楽しむプログラムが展開される。
メインイベントは、一切の火器の使用を禁じられた氷のドームのなかでひと夜を明かすという「人間耐寒テスト」。紹介文は「死なない程度に大自然のパワーを満喫してください」とライトな調子だが、参加した人の声を聞くと、なかなか過酷な模様。無事、死なずに朝を迎えられた参加者には、耐寒テストを生き抜いた認定証が授与される。
残念ながら人間耐寒テストへの申し込みは既に終了しているが、一般来場者向けのご当地アイドルのライブや乗馬、スノーモービル試乗、餅まき(!)などのプログラムも用意されている。会場内には飲食のブースも出店。当地の名物であるエゾシカを使ったカレーなどが食べられる。
近隣には「銀河の森天文台」や「陸別町民スケート場」など、北海道の自然環境を楽しめる施設も充実。この週末、北海道へのスノートリップを考えている人は「しばれフェスティバル」に足をのばして日本一の寒さを感じてみてはどうだろう?
しばれフェスティバル
日時:2014年2月1日、2日
会場:しばれフェスティバルイベント会場
問い合せ先
しばれフェスティバル実行委員会 ☎0156-27-3990
陸別町役場産業振興課商工業振興担当 ☎0156-27-2141(内線135)