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グレイトフル・デッドのフィル・レッシュ。50年目の初来日。
2014.03.03 Mon
菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ
2月27日。フジロックの第一弾ミュージシャンが発表された。ヘッドライナーとしてカニエ・ウェストとジャック・ジョンソン。その他にも、フランツ・フェルディナンド、ベイスメント・ジャックス、マニック・ストリート・プリーチャーズなど、ヘッドライナー級のバンドも数多く発表されている。
そのなかで、AKIMAMA編集部の大プッシュが、フィル・レッシュ&テラピン・ファミリー・バンドだ。フィル・レッシュはグレイトフル・デッドの創設メンバーであり、95年に死去したジェリー・ガルシアとともに、グレイトフル・デッドのサイケデリック音楽を形成したプレイヤーだ。フィル・レッシュのことを、「グレイトフル・デッドの司令塔」と賞賛するファンも少なくない。グレイトフル・デッドは65年に活動を開始してから、ジェリーが亡くなる95年までに、カウンターカルチャーを代表するバンドとして活動を続けた。デッドとデッドを指示するファンたち=デッドヘッズは、「もうひとつのアメリカ」と呼ばれていたほどだ。
ジェリー・ガルシアが旅立って後も、フィル・レッシュは勢力的にライブを続けている。フィル&フレンズとして、多くのジャムミュージシャンと共演。サイケデリックの精神を伝えている。
そんなフィルが、はじめて日本の地を踏む。肝臓移植によって、長い距離の移動はドクターストップがかかっているとも伝えられていたから、まさに「奇跡の来日」だ。1940年生まれのフィルは今年3月で74歳を迎える。ローリング・ストーンズのミック・ジャガーとキース・リチャーズよりも歳上だ。
きっと多くのヘッズがアメリカから追いかけてくるだろう。フィル・レッシュ。今年の夏、伝説が生まれるのは間違いない。
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