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沖縄で開催される残波ジャムで、2014年のフェスのフィナーレを!
2014.11.05 Wed
菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ
4月にはじまった2014年の野外フェスも、いよいよフィナーレを迎える。今週末に開催されるのが<残波ジャム>。このフェスこそ、「今年最後のフェス」がふさわしい。「今年最後」とは、「来年へのプロローグ」でもある。
この<残波ジャム>が立ち上がったのが2011年。そう、東日本大震災があった年だ。この大震災を大きなきっかけに、地方発のローカルフェスが、エネルギーを持ってきたように感じる。都市(あるいは都会、もしくは経済)から脱却し、自分たちの住む場所を舞台に、自分たちのビジョンを伝えようとしていくローカルフェスこそ、新しい繋がりの場所として、確実なポジションを得ているのに違いない。
<残波ジャム>の会場になるのが、沖縄本島の中部に位置する読谷村。震災をきっかけに沖縄に移住した人たちが、地元の人たちと新しい繋がりを持ち、新しいコミュニティを構築していく。そのコミュニティのひとつのシンボルが、フェスという祭りに違いない。
「音楽とアートと自然の融合」をめざす<残波ジャム>。もちろん、都市からも多くのミュージシャンやアーティストがかけつける。お客さんも、「今年最後のフェス」のために沖縄へ向かう。
2014年のフェスのフィナーレ。沖縄のローカルフェスから発信されるビジョンに、未来へ、そして世界へバトンタッチしていく「何か」が込められている。
残波ジャム残波ジャム
2014年11月8日~9日 9:00~Open/Start
@残波岬公園(沖縄・読谷村)