- フェス
来年こそ、アメリカのフェスにデビューしてみないか?
2015.06.20 Sat
菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ
2007年夏にはじまった「メレル」の夏遊びキャンペーン。野外で遊んでいるスナップを応募。そしてグランプリに選ばれた人は、翌年に海外フェス遠征に招待される。8回目の去年にグランプリに輝いた応募者が、今年参加したのはアメリカ中部のイリノイ州で5月に開催されている「サマーキャンプ・ミュージックフェスティバル」。
参加するファンの数は、およそ2万人。三日間で計6万人。日本のフェスと比較すると大ビッグフェスに含まれるが、アメリカではこれが中規模くらい。
プロデューサーが「ジャムバンドのフェス」と断言するだけあって、フジロックのフィールドオブヘブンの雰囲気に近い。ほとんどがキャンプインで、キャンプサイトは、森のなかと平坦なエリアの二カ所がある。平坦なサイトはステージから近いのだけれど、日射しをダイレクトに浴びてしまう。自分たちが楽しみたいスタイルで、そのどちらかを選択している。
このフェスのホスト役を務めたのが、moe.とアンフリーズマギー。moe.は何度もフジロックにやってきているバンドだ。それ以外にも、ワイドスプレッド・パニック、ジョンバトラー・トリオ、STS9などが出演した。
69年のウッドストックから続く、「自由」と「共有」を享受する場所としてのフェス。それは、この「サマーキャンプ」にもしっかりと受け継がれている。文化として刻まれているものなのかもしれない。
「メレル」の夏遊びキャンペーンは、今年も7月中旬から開始される。本場アメリカのフェスを体験する扉が、ここにある。