昨年まで「今年最後のキャンプインフェス」と銘打って開催されている「残波JAM」。今年は開催が一週間早まったことにより、「最後」にはならないけれど、沖縄だからこその暖かさとゆったりとした時間のなかで、キャンプインでフェスを楽しめることは間違いない。

　日程だけではなく会場も変更になった。フェスのタイトルにもなった中部の残波岬から、北部ヤンバルの屋我地島へ。離島といっても車で渡れる島で、自然が残されている場所だ。海の色も沖縄本島中部とはまったく違う。

　この時期、沖縄には安く行ける。まだ募集しているオフィシャルツアーでは、10月30日出発の二泊三日が4万0800円から、三泊4日なら4万5800円から用意されている。LCCなら、関空発着であれば、片道5180円というエアチケットもある。

　6年ぶりに復活する犬式、海外からもオファーが絶えないSOIL & “PIMP” SESSIONS、サニーデイ・サービスをはじめ多様なバンド＆ソロスタイルでフェスに出演する曽我部恵一、フェス番長ことDACHAMBO、「残波JAM」の中核バンドであるCRO-MAGNON、「トヨタロック」や「橋の下音楽祭」をオーガナイズするTURTLE ISLAND…。DJもイギリスからジャー・シャカが来週し、沖野修也やCALMなどが沖縄の空へ音を放射させる。この豪華なラインナップも「残波JAM」の見どころのひとつだ。

　沖縄という場所と日本、そして世界をつなぐフェス「残波JAM」。やはりその年の野外フェスのフィナーレとなるにはふさわしい。

写真＝林大輔

残波JAM
開催日：10月30日（金）〜11月1日（日）
会場：屋我地島・済井出ソルトビーチ（沖縄県名護市）
出演：犬式、SOIL&"PIMP"SESSIONS、曽我部恵一、DACHAMBO、cro-magnon、TURTLE ISLAND、BIG FROG、JAH SHAKA from UK 、沖野修也、CALM、ALTZ、YOGURT、HIKARU、ほか