- フェス
150近くのクラフトビールとライブが楽しめる志賀高原のスノーモンキービアライブ
2017.02.12 Sun
菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ
「音楽とビールを、ただただ楽しむ」ことをコンセプトにしたSNOW MONKEY BEER LIVE。会場となるのは志賀高原。今年で6回目の開催となる冬フェスだ。
「単純に、ぼくらのブルワリーが志賀高原の麓にあるっていうことがきっかけです」と語るのは、SNOW MONKEY BEER LIVEのオーガナイザーであり、志賀高原ビールの佐藤栄吾さん。「で、その志賀高原は、国内最大級のウィンターリゾートであるわけで、やるなら当然冬かなと。その話を志賀高原観光協会と山ノ内町に話たところ、二つ返事で協力してくれることになりました。ぼくらビール会社は、春から秋までずっと本業のビールづくりが忙しいのに加えて、毎週末のように全国でイベントに参加。ちょうど、冬はそこまで忙しくもなく、時期的にもちょうどいい。もともとこのイベントは、お客様はもちろんですが、お互い仲のいいブルワー自身にも楽しんでもらいたいと思って始めた側面も大きいので、そういう意味でも、比較的リラックスできるこの時期がよかったというのも理由です。雪山での非日常の雰囲気の中での、こんなイベントも他にあまりないですし」と志賀高原で冬に開催する理由を教えてくれた。
フェスの回数を重ねるにつれ、参加するブルワリーも増えている。去年は145種類ものクラフトビールがそろった。どれもが個性的なビールだ。今年は、アメリカからやってくるゲストブルワリーも増え、昨年以上の銘柄になることが予想されている。
クラフトビールのラインナップはもちろんのこと、出演するバンドも、年々充実している。
「もともとはビールを通じて知り合ったミュージシャンに来てもらってスタート。で、やってみると、そのミュージシャンのみなさんにも面白がってもらって、そこがきっかけで、さらにどんどん人がつながる形で今回に至るという感じです。あえて言えば、ぼくら志賀高原ビールのポリシーは「自分たちが飲みたいビール」をつくるってことなんですが、同じように「自分たちが聴きたい音楽・観たいライブ」ってとこでしょうか。ジャンルは幅広いというか、ある意味バラバラ。でも、やはりビールを飲みながら楽しめる音楽という点は意識しています」
このフェスに参加することによって、久しぶりにウインタースポーツを楽しんだという人も少なくないという。
「音楽がきっかけで参加した人が、大好きなビールを見つけたり、ビールファンが、新しいアーティストのCDを買うきっかけになったりしたらうれしいですね。そこに、さらにレベルの高いフード、スキーやスノーボード、さらにさらに温泉と、総合的に楽しんでもらえる週末になればいいなと思います」
ライブ、クラフトビール、雪、温泉。そんな楽しみが凝縮したSNOW MONKEY BEER LIVEの週末。ライブはあくまでもコンテンツのひとつでしかない、ということを教えてくれる冬フェスだ。
開催日程:第一部/3月18日(土)17時30分〜22時30分
第二部/3月19日(日)11時30分〜16時30分
第三部/3月19日(日)17時30分〜22時30分
会場:志賀高原総合会館98
出演:ザ・なつやすみバンド、jizue、bonobos、Michael Kaneko、サニーデイ・サービス、toe、Yogee New Waves、Nabowa、韻シスト、他