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全エリア写真付きで徹底解説 ! フジロックキャンプサイト攻略法
2018.07.13 Fri
渡辺信吾 アウトドア系野良ライター
リーズナブルに宿泊できて、しかも心身ともにフジロックと一体になれるキャンプ泊。開催期間中は約2万人が寝泊まりする。混雑してもアクセスの良さを取るか、それとも少し遠くても居住性の良さを取るか、悩ましいところ。今回、フジロックのキャンプサイト各エリアの特徴を徹底解説。事前に確認してキャンプサイトを攻略しよう!
A メインゲートまで最も近い人気エリア
キャンプサイトに入ってすぐ右手がAエリア。入場ゲートにもっとも近く、シャワーやトイレにも近いこともあり、競争率も高く混雑必至。キャンプサイトは前夜祭が開催される木曜日の昼からオープンするため、このエリアは木曜中にはほぼ埋まってしまう。金曜日でも1人用テントなら隙間を見つけて張ることも可能だが、やはり早めの行動がベスト。
B、C Aに次ぐ人気エリア。木立の周りは日陰もできる。
斜面を挟んでAの1段上がB、さらにその上がCだ。このエリアも早めに埋まってしまうが、最初からAを諦めてB、Cをめざせばいい場所が確保できる。木立があるところは日陰もでき日差しの強い日には安心だ。いずれも混雑するエリアなので、トラブルのないようご近所と仲良くしよう。
D RED GATE開設以降、人気上昇中のエリア
キャンプサイト右奥に、メインゲートを通らずに直接RED MARQUEE側から入場できるRED GATEが2015年に開設され、近年このエリアの人気が上昇中。ただしこのゲートは24時にクローズするので、間に合わないとかなり歩くことになる。夜遊び派のみなさんは門限注意だ。
LADIES 男子禁制! 女子安心。
女性同士のグループや、女子ひとり参加にも安心のLADIESエリア。シャワーやトイレも近く、アクセスは抜群で地面もほぼフラット。それだけ好条件なのでやはり混雑も避けられない。女性のみなさんは早めの行動を。男子禁制だが、小学生の男の子連れの母子キャンプは可。
E 実は穴場! トイレや水場も近い
キャンプサイトの入口から左手側のカート道を登った先にあるのがEだ。急坂が敬遠されるのか、ここも遅くまで空きがある。実はE、 Fの分岐の所にトイレや水場があって使い勝手がいい穴場エリア。ただし急坂の登坂は避けられないので荷物が軽めの人にオススメ。重い荷物をキャリアで引っ張り上げるのは一苦労だ。
F フラット多めで快適睡眠可能
Cの上の林の裏に横長に広がるエリアがF。下から見ると木で隠れているのと、カート道がないため見落とされがち。実はフラットな地面が多く快眠したい人にはオススメ。アクセスは、緩やかだが遠回りのG側からと、距離は短いが急坂を登るE側から。
G 出遅れたらここをめざせ!
BとCの間を通るカート道をずーっと登っていくとGエリアに出る。比較的空いているので、もし遅くに入場するのであればA、B、Cで隙間を探して時間を浪費するより、直接ここをめざした方が楽。スペースにもゆとりがあるので広々と使えてのんびりキャンプできる。少し傾斜があるのでできるだけフラットな面を見つけよう。
H 丘の上の快適空間
Gを越えてさらに上まで登ってくるとHに到着。眼下にキャンプサイト全体と入場ゲートあたりまで見渡せる。隣のテントとも十分な距離を取れる上に比較的静か。ここまで登るのは確かに大変だが、下部の喧騒から離れ、遠くから聞こえる演奏を聴きながらのんびり……なんてこともできる。そんなフジロックの楽しみ方もありじゃない?
Pyramid Garden ツアーバス専用エリア
ピラミッドガーデン前のエリアは、オフィシャルツアーのバス+キャンププラン専用のキャンプサイトとなっている。一般のキャンプ券では宿泊できないが、ホテル前のフラットな地面で快適にキャンプできるし、ピラミッドガーデンのキャンドルアートにも癒される。オフィシャルツアーバスの利用も検討してみては?
MOON CARAVAN オートキャンプエリア
ピラミッドガーデンのさらに奥にある、ムーンキャラバンはクルマを駐車してのキャンプ、つまりオートキャンプが可能なエリアだ。木曜IN、月曜OUTの4泊での利用者のみとなっている。スペースに制限はあるがタープの使用も可能で、火器の使用も認められていて自炊も可能(直火はNG)。またこのエリア内であればペットと一緒に過ごすこともできる。
キャンプよろず相談所
キャンプサイトに入ってすぐの場所にあるキャンパーの心強い味方。アウトドアのプロ集団が、テントやギアの修理もできる限り対応してくれるし、ペグやロープなど小物も販売している。なんでも解決できるわけではないが、困った時はまず相談しに行ってみよう。
BBQエリア
キャンプよろず相談所の隣のスペースがBBQエリア。キャンプサイト全体で火器の使用が禁止されているので、煮炊きしたい人はここに食材を持ち込んで調理しよう。
(Text=Shingo Watanabe)
※Festival Echo '18を再編集し掲載しています。