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南信州・伊那谷で開催されるLake of Sounds。クラウドファンディングでフェスの運営費を。
2018.09.18 Tue
菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ
アーティストのギャランティやステージの設営費など、フェス経費をすべてクラウドファンディングでまかなおうとしているフェスがある。物販の出店やTシャツなどもクラウドファンディングのリターンで入場料は無料。南信州の伊那谷で開催されるLake of Sounds 2018。今年で3回目の開催になる。
「今後Lake of Sounds を継続していくにあたって、このフェスのコンセプトに、どれくらいの支援やサポートをしてくれる人が周りやつながりなどにいるか知りたかったという点が大きいと思います。地元の地域おこし協力隊のサポートがあって、今回クラウドファンディングで臨んでみようという流れになりました」とオーガナイザーの佐々木春仁さん。
地元出身の佐々木さんが故郷に戻りこのフェスは立ち上がった。自然が豊かな南信州で、自分の好きなフェスが開催し、そして文化として根付いていけばという思いがLake of Soundsにつながっていったという。
会場はおおぐて湖キャンプ場。キャンプインすることも可能で、キャンプインの権利もクラウドファンディングのリターンになっている。
「南信州・伊那谷は素朴さが多く残るところです。都市から流入している人もそれほど多くありません。だから地域の人柄が穏やかで、都会で生活をしている人の心を和ませてくれると思います。おおぐて湖キャンプ場は、湖畔サイトと林間サイトがある創業46年になる湖畔旅館のある自然の多い素朴なキャンプ場です。ちょうど周遊500m程のおおぐて湖の畔はプライベート感もあります。キャンプインも可能で、クラウドファンディングのリターンとして設定させてもらってますので、ぜひご支援頂けたらと思ってます」
決して大きなフェスではない。クラウドファンディングは、フェスの終了後に次の開催のために行われることはあったけれど、今回のようなスタイルは初めてに違いない。クラウドファンディングの目標金額は50万円。地方でどうフェスの開催を続けていくのか。そのひとつのテストパターンになるような気がする。
Lake of Sounds 2018
開催日時:9月23日(日) 朝8時30分〜20時30分まで
会場:おおぐて湖キャンプ場(長野県下伊那郡下條村睦沢7144)
出演:KAMIGAKARI、KENTA HAYASH、kyuri、Indus&Rocks、他
入場料無料