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リアルとオンラインをハイブリッドした野外フェスへ。太陽光でロックしてきた中津川 THE SOLAR BUDOKANの新たな挑戦。
2020.06.03 Wed
菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ
1月後半に、開催が発表されていた中津川 THE SOLAR BUDOKAN。出演アーティストの発表など、例年ならば追加情報が更新されているのだけど、今年は新型コロナウイルスの感染拡大によって、発表されるニュースが止まったままだった。そして昨日(6月1日)に、開催表明が出された。
東日本大震災をきっかけに、太陽光などの再生可能エネルギーだけを使ったライブを提唱したのがシアターブルックの佐藤タイジ。その思いをフェスという形で実現したのが中津川 THE SOLAR BUDOKANだ。ライブ、あるいはフェスという自分たちの遊び場を、地球にも優しい持続可能な空間にする。その思いは、フードコートのすべてのメニューの線量表示などにも現れている。「フェスは未来のライフスタイルを提示する場所でなければならない」と言っていたのは佐藤タイジだ。
そして新型コロナウイルスで、多くのフェスが中止や延期を判断するなかで、「リアル」と「オンライン」のハイブリッド開催となることが発表された。テーマは「FUTURE CHILDREN」。リアルとオンラインを、どうハイブリッドさせていくのか。どのくらいの入場者数を想定していくのか。それは今後の新型コロナウイルスの状況によるのだろうけど、フェスに対する新しい指針のひとつが示されたのか確かだ。
開催日:9月26日(土)27日(日)
会場:中津川公園特設ステージ