- フェス
フェスの灯は消さない。あきる野のキャンプ場で、3日間にわたって#ライブフォレストフェスが開催される。
2020.07.27 Mon
菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ
コロナ禍での新しいライブのスタイルとして、アースガーデンが5月からトライしている「#ライブフォレスト」。東京都あきる野市のキャンプ場を会場に、まずは無観客での配信ライブとして2回実施。6月に入ってから、配信とともに限定してオーディエンスを迎えいれている。有料で入場可能となった初のライブレポートはアキママでも掲載した。
7月まで無観客を含めて#ライブフォレストは5回開催された。オープンからクローズまでは3時間あまり。あくまで野外を会場にしたライブ。そこから、「#ライブフォレストフェス」としてさらに一歩踏み出した場作りが行われる。
金曜から日曜までの3日間に渡っての開催。フェスと名付けられている通り、金曜は開場時間が15時とやや早いものの、土曜日曜は12時。終演予定の20時まで、たっぷりとそこで時間を過ごすことができる。アーティストも、金曜がtoe、starRo、勝井祐二、土曜が七尾旅人、Michael Kaneko、関口シンゴ、 NakamuraEmi、最終日の日曜がNABOWA、オオヤユウスケがアナウンスされている。
東京に限らず、全国で新型コロナウイルスの感染確認者が増加している。その状況の中で、キャンプ場だけではなく近隣の施設も借りるなどして、密集の抑制とリラックスした空間づくりを両立していくという。
会場の深澤渓自然人村は、武蔵野五日市駅から歩いて20分程度。終演予定が20時だから、少しゆっくりしたとしても、都心までの終電にはゆっくり間に合う。
「街の密集から離れ、風が香る緑の森の中で集い、川音と共に音楽を楽しめる場をつくろうと見えてきたのが、森の中でのアットホームな音楽フェス『#ライブフォレストフェス ~森と川と焚火の音楽祭〜』です。小規模&手作りだからこそ地域の細やかな気持ち良さに触れてもらえる、丁寧できめ細やかな企画が実現できます」とアースガーデンの鈴木南兵衛さん。
3日間で最大1000人の集客を目標にしているという。1日300人余りという数字は大きめではないライブハウス程度で、野外フェスとしては決して多い数字ではない。キャンプ場でのフェスではあるけれど、キャンプ可能というアナウンシはない。この一歩から、ウィズコロナにおけるライブとの付き合い方が開いていくはずだ。
「#ライブフォレストフェス」が告知されているページには、こんなメッセージが記されている。「フェスの灯は消さない」。
#ライブフォレストフェス~森と川と焚火の音楽祭〜
開催日:2020年7月31日(金)8月1日(土)2日(日)
時間:31日15:00開場/16:00開演、1日、2日12:00開場/13:00開演/20:00終演(いずれも予定)
場所:多摩あきがわ ライブフォレスト@深澤渓 自然人村 内
出演:7/31(金)toe、starRo、勝井祐二、ほか
8/1(土)Michael Kaneko、関口シンゴ、七尾旅人、NakamuraEmi 、ほか
8/2(日)NABOWA、オオヤユウスケ、bird 、ほか