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やっと開催できます! 阿蘇の絶景を見ながらの天空のキャンプインフェス「阿蘇ロックフェスティバル」が10月23〜24日に開催です。
2021.10.11 Mon
HAL パティシエスケーター
2020年5月、南阿蘇アスペクタでは初のキャンプインフェスとして開催予定だった「阿蘇ロックフェスティバル2020」はこのコロナ禍において、開催中止を余儀なくされた。阿蘇ロックとしてははじめてのキャンプ、はじめての2Daysということもあって、気合も入って準備をしていたものの、敢えなく中止のアナウンスが......。そこからはご存じのとおり、ありとあらゆるフェスが中止へと追い込まれていった。フェス業界暗黒の日々の到来である。
そこにフェス業界の期待と希望の光を背負って2021年8月「フジロックフェスティバル2021」が開催されたのも束の間。その後の第5波ともいわれる感染数の上昇をみて、もうダメかもなんて、思いながら待った。待ち続けた結果、緊急事態宣言も解除となり、満を持して「阿蘇ロックフェスティバル2021」も開催をコールすることができた、いや、やりますと言い続けた、結果だ。ここまでの道のりは主催者にとって苦悩と葛藤の日々だったと思う。いや、だった。
それでも、開催するんだという気持ちだけで、前に進んで、ここまでたどり着き、感染症対策や、スタッフ体制、いつもよりも多くの準備が必要にもかかわらずに開催をしてくれることに感謝したい。
さて、なんだか熱く語ってしまったが、阿蘇ロックフェスティバル開催まであと2週間を切っている。参加する人は当日の装備品などの準備でソワソワ、ワクワクしている時期だろうが、それよりも、今回はとくに体調に気を付けてほしい。来場前には参加者全員に抗原検査が無料で行なわれ、スタッフももちろん毎日抗原検査を受ける。また、酒類の持ち込み、販売も禁止だ。ちょっとはいいじゃん、といいたいところだが、いくら、緊急事態宣言が解除されたといっても、気を緩めるわけにはいかないと、大将、泉谷しげるも言っていた。
その代わりといってはなんだが、アソロックキッチンは今回も気合が入っている。熊本を中心に九州各地からイベントを待ちに待っていた出店者さんが揃っていて、これぞ最強のフェス飯! ラインナップをみて、どこに行こうか、本気で悩むレベル。奇跡のあか牛コラボ丼、うにコロッケ、バスクチーズケーキ?! 2日間では足りないかも。フェス飯にノンアルコールビールで乾杯すれば、もうそれは至福の時間だろう。
やりますやりますと言い続けて、やっと今回阿蘇ロックでは初のキャンプになるわけだが、当初開催予定の5月とはちがい、10月下旬開催、気候も大きくちがう。南阿蘇の標高の高い部分にあたるアスペクタの夜は冷え込むだろう。今回はじめてのキャンプインフェスというお客さんも多いようなので、夜用に着こむものや、寝袋はできるだけ厚めのものをお勧めしたい。そして、近隣には車ですぐの場所に温泉施設があるので、ステージ終わりの夜には、ぜひ入ってあたたまってもらいたい。戻ってきた南阿蘇の天空は、きっと満天の星が見える.....ハズ。そうであってほしい。
先日、発起人の泉谷しげるがSNSで発言していた「芝生のなかにあなたたちがいたら、それだけで感動しちゃうな」。うん、わかる、そうだよね。
その場に立つってことが、最高にプライスレスな瞬間で、きっとすばらしい時間になることだろう。この、いろいろな制限のなかで生活してきて、きっとみんな疲れている。だから、自然とふれあって、音楽を聞いて、おいしいものを食べて、そんな当たり前だったことが、当たり前じゃないんだってことを味わって、楽しんでほしい。