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世界のフェスの今はどうなっているのだろう? 世界最大規模のフェス=コーチェラが今週末にYouTube生配信。
2022.04.14 Thu
菊地 崇 a.k.a.フェスおじさん ライター、編集者、DJ
コロナ禍によって、この2年はほとんどのフェスが止まってしまった。それは日本だけではなく、世界でも同じ。コロナ禍での中止の判断は、日本以上にヨーロッパやアメリカのほうがはやかったほどだ。
フジロックではJACK WHITE、HALSEY、BONOBO。サマーソニックではTHE 1975、THE LIBERTINES、ST. VINCENTらの海外アーティストの出演も発表された。5月に開催されるラブ・シュープリーム・ジャズフェスでは、ロバートグラスパーやセルジオ・メンデスがラインナップされている。海外からやってくるアーティストと日本のアーティストの、フェスという時間のなかでの競演を楽しみにしているフェスファンも少なくないだろう。世界のフェスが確実に動きはじめている。
今週末と来週末の2週にわたってアメリカ・カリフォルニア州でコーチェラフェスが3年ぶりに開催される。今回もYouTubeで生配信されるが決定した。ハリー・スタイルズ、ビリー・アイリッシュ、スウェディッシュ・ハウス・マフィア x ザ・ウィークエンドが各日のヘッドライナーを務める。
YouTubeは出演アーティストたちのライブパフォーマンスやインタビューの配信に加えて、YouTube ショートを使った舞台裏映像の配信や、YouTube Premiumメンバー限定のプレショー、拡張現実(AR)でのライブ、ライブチャットを通じたファン同士のコミュニティ体験なども提供する予定だという。
ライブだけではなく、アメリカのファンがWITHコロナのフェスをどう楽しんでいるのか。リアルタイムにアメリカから送れられくるライブ映像は、新たなフェスの時代の一歩が感じられるかもしれない。